感染症情報

2017年08月07日〜2017年08月13日の感染症情報

特記事項
RSウイルス感染症に注意しましょう

報告が多い感染症

  • 手足口病
  • 感染性胃腸炎
  • ヘルパンギーナ

大きな流行が発生又は継続しつつある地域

手足口病 熊本市,山鹿,菊池,八代,水俣,人吉,有明,宇城,天草
ヘルパンギーナ 山鹿,菊池,八代,水俣,宇城,天草

年齢別に多い感染症上位3つ

0歳

  1. 手足口病 (29 人)
  2. RSウイルス感染症 (25 人)
  3. ヘルパンギーナ (18 人)

1〜4歳

  1. 手足口病 (144 人)
  2. 感染性胃腸炎 (93 人)
  3. ヘルパンギーナ (85 人)

5〜9歳

  1. 感染性胃腸炎 (41 人)
  2. ヘルパンギーナ (30 人)
  3. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (16 人)

10〜14歳

  1. 感染性胃腸炎 (14 人)
  2. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (4 人)
  3. インフルエンザ (2 人)

15〜19歳

  1. 感染性胃腸炎 (2 人)
  2. マイコプラズマ肺炎 (1 人)
  3. 感染の報告はありません

20歳以上

  1. 感染性胃腸炎 (7 人)
  2. 流行性角結膜炎(はやり目) (4 人)
  3. 手足口病 (2 人)

県内の患者数

※下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。

病名増減(前週) 今週0歳1-4歳5-9歳10-14歳15-19歳20歳以上
インフルエンザ (7) 6022200
RSウイルス感染症 (46) 4225170000
咽頭結膜熱 (47) 271187100
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (45) 3501416401
感染性胃腸炎 (267) 166993411427
水痘 (7) 8053000
手足口病 (355) 1882914412102
伝染性紅斑(りんご病) (0) 1100000
突発性発しん (31) 197120000
百日咳 (0) 1010000
ヘルパンギーナ (236) 134188530100
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) (17) 12075000
急性出血性結膜炎 (1) 0000000
流行性角結膜炎(はやり目) (21) 8022004
細菌性髄膜炎 (0) 0000000
無菌性髄膜炎 (1) 0000000
マイコプラズマ肺炎 (1) 1000010
クラミジア肺炎 (0) 0000000
感染性胃腸炎(ロタウイルス) (0) 1100000

補足

RSウイルス感染症に注意しましょう

今週のRSウイルス感染症の報告数は42件で、前週に比べて横ばいでした。例年、県内では9月頃から報告数が増加していますが、今年はRSウイルス感染症の報告が早い傾向です。また、全国のRSウイルス感染症の報告数も増加しています。今後、RSウイルス感染症が流行する可能性がありますので、予防に努めましょう。

RSウイルス感染症は、乳児が感染する感染症で、生後1歳までに半数以上が、2歳までにすべての小児が感染するといわれています。特に、生後6か月以内の乳児がRSウイルスに初めてかかった場合、細気管支炎、肺炎といった重篤な症状を起こすことがありますので、生後6か月以内の乳幼児は、感染しないように注意しましょう。

症状は、鼻水、咳、発熱などいわゆる「かぜ」のような症状がみられ、1~2週間で軽快するといわれています。飛沫・接触感染が主な感染経路で、予防策は、流行期には赤ちゃんを人ごみに連れて行かない、症状のある家族はマスクをする、外出後の手洗いをきちんと行う、子どもたちが日常的に触れるおもちゃ、手すりなどはアルコールや塩素系の消毒剤で消毒する等です。