感染症情報

2023年05月01日〜2023年05月07日の感染症情報

特記事項
【新型コロナウイルス感染症の位置づけの変更について・つつが虫病の発生について】

報告が多い感染症

  • 感染性胃腸炎
  • インフルエンザ
  • ヘルパンギーナ

大きな流行が発生又は継続しつつある地域

ヘルパンギーナ 菊池

年齢別に多い感染症上位3つ

0歳

  1. ヘルパンギーナ (11 人)
  2. 突発性発しん (8 人)
  3. 感染性胃腸炎 (6 人)

1〜4歳

  1. 感染性胃腸炎 (75 人)
  2. ヘルパンギーナ (51 人)
  3. RSウイルス感染症 (27 人)

5〜9歳

  1. 感染性胃腸炎 (54 人)
  2. インフルエンザ (24 人)
  3. ヘルパンギーナ (8 人)

10〜14歳

  1. インフルエンザ (46 人)
  2. 感染性胃腸炎 (18 人)
  3. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (3 人)

15〜19歳

  1. インフルエンザ (34 人)
  2. 感染性胃腸炎 (2 人)
  3. 感染の報告はありません

20歳以上

  1. インフルエンザ (26 人)
  2. 感染性胃腸炎 (12 人)
  3. 流行性角結膜炎(はやり目) (2 人)

県内の患者数

※下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。

病名増減(前週) 今週0歳1-4歳5-9歳10-14歳15-19歳20歳以上
インフルエンザ (124) 14701724463426
RSウイルス感染症 (10) 303270000
咽頭結膜熱 (11) 182142000
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (34) 12026301
感染性胃腸炎 (208) 1676755418212
水痘 (3) 2110000
手足口病 (11) 4040000
伝染性紅斑(りんご病) (0) 2200000
突発性発しん (28) 218130000
ヘルパンギーナ (111) 7011518000
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) (3) 3111000
急性出血性結膜炎 (0) 0000000
流行性角結膜炎(はやり目) (4) 2000002
細菌性髄膜炎 (0) 0000000
無菌性髄膜炎 (1) 1000001
マイコプラズマ肺炎 (0) 0000000
クラミジア肺炎 (0) 0000000
感染性胃腸炎(ロタウイルス) (0) 0000000

補足

【新型コロナウイルス感染症の位置づけの変更について・つつが虫病の発生について】

【新型コロナウイルス感染症の位置づけの変更について】
◆新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置づけが、今週月曜日(5月8日)から変更されました。
◆感染症法では、感染症を、症状の重さや病原体の感染力などから分類しており、新型コロナウイルス感染症は、
 今回、季節性インフルエンザと同じ「5類」に位置づけられました。
◆「5類」への変更に伴い、これまで毎日実施してきた発生状況の公表は5月8日(5月7日分)にて終了し、
 以降は「熊本県感染症情報(週報)」による週1回の公表に変更します。
 初回は、5月18日(木曜日)に第19週分(5月8日~5月14日)を公表します。

■5類感染症■
<分類の考え方>
 国が発生動向調査を行い、その結果に基づいて必要な情報を国民一般や医療関係者に提供・公開していくことによって、
 発生・まん延防止すべき感染症
<規定されている感染症>
 季節性インフルエンザ、性器クラジミア感染症 等

※参考:厚生労働省ホームページ
  「新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について」 
  https://www.mhlw.go.jp/stf/corona5rui.html


【つつが虫病の発生について】
◆5月1日に、県内で今年初めての「つつが虫病(4類感染症)」の患者が確認されました。県内では、例年、
 11月~12月にかけて患者数が多い傾向ですが、新緑に親しむ季節となりましたので、屋外で活動の際は、
 感染予防策を徹底し、ダニに咬まれないようにしましょう。
【感染予防策】
・長袖、長ズボンの着用し、裾に隙間ができないようにして肌の露出を少なくする。
・DEETやイカリジン(虫よけ剤の成分)を含む虫よけスプレーを使用する。