2023年03月20日〜2023年03月26日の感染症情報
報告が多い感染症
大きな流行が発生又は継続しつつある地域
インフルエンザ | 八代 |
---|---|
ヘルパンギーナ | 菊池 |
年齢別に多い感染症上位3つ
0歳
- 感染性胃腸炎 (12 人)
- インフルエンザ (10 人)
- 突発性発しん (9 人)
1〜4歳
- インフルエンザ (113 人)
- 感染性胃腸炎 (92 人)
- RSウイルス感染症 (33 人)
5〜9歳
- インフルエンザ (155 人)
- 感染性胃腸炎 (53 人)
- ヘルパンギーナ (9 人)
10〜14歳
- インフルエンザ (80 人)
- 感染性胃腸炎 (23 人)
- A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (2 人)
15〜19歳
- インフルエンザ (13 人)
- 感染性胃腸炎 (6 人)
- A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (1 人)
20歳以上
- インフルエンザ (65 人)
- 感染性胃腸炎 (18 人)
- 無菌性髄膜炎 (2 人)
県内の患者数
※下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。
病名 | 増減 | (前週) 今週 | 0歳 | 1-4歳 | 5-9歳 | 10-14歳 | 15-19歳 | 20歳以上 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
インフルエンザ | (554) 436 | 10 | 113 | 155 | 80 | 13 | 65 | |
RSウイルス感染症 | (59) 41 | 8 | 33 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
咽頭結膜熱 | (10) 6 | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 | (2) 8 | 0 | 1 | 4 | 2 | 1 | 0 | |
感染性胃腸炎 | (255) 204 | 12 | 92 | 53 | 23 | 6 | 18 | |
水痘 | (4) 4 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
手足口病 | (1) 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
伝染性紅斑(りんご病) | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
突発性発しん | (26) 13 | 9 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
ヘルパンギーナ | (47) 35 | 1 | 25 | 9 | 0 | 0 | 0 | |
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) | (2) 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
急性出血性結膜炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
流行性角結膜炎(はやり目) | (1) 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | |
細菌性髄膜炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
無菌性髄膜炎 | (1) 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | |
マイコプラズマ肺炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
クラミジア肺炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
感染性胃腸炎(ロタウイルス) | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
補足
【梅毒かも?と思ったら、早めに医療機関を受診しましょう。】
今週は梅毒の報告が3件(今年累計:57件)ありました。
昨年同週の報告数は1件(昨年同期累計:38件)で、近年の発生数も多いので注意が必要です。
昨年の報告数は、全国では感染症法が施行された1999年以来初めて10,000件を上回り、熊本県も最多となりました。
男性は20~40歳代、女性は20歳代で多く報告されています。
症状などから梅毒かもしれないと思った場合には、早めに医療機関を受診し、治療につなげることも大切です。
【梅毒とは】
(参考:厚生労働省及び国立感染症研究所ホームページ)
・性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。
潜伏期間は3~6週間程度で、経過した期間によって、症状の出現する場所や内容が異なります。
・感染初期(感染後約3週間)には、感染がおきた部位にしこりができたり、股の付け根部分のリンパ節が腫れたりすることがあります。
治療をせずに3か月以上を経過すると、手のひら、足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が出ることがあります。
感染後、数年を経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍が発生することがあります。
また、心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死亡することもあります。
・妊娠している人が感染すると、胎盤を通じて胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります。
【予防方法】
(参考:厚生労働省及び国立感染症研究所ホームページ)
・感染部位と粘膜や皮膚が直接接触をしないように、コンドームを使用することが勧められます。
ただし、コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染がおこる可能性があります。
・皮膚や粘膜に異常があった場合は性的な接触を控え、早めに医療機関を受診して相談しましょう。