感染症情報

2023年01月30日〜2023年02月05日の感染症情報

特記事項
【インフルエンザの報告数が増加しています】 

報告が多い感染症

  • インフルエンザ
  • 感染性胃腸炎
  • RSウイルス感染症

大きな流行が発生又は継続しつつある地域

感染性胃腸炎 菊池

年齢別に多い感染症上位3つ

0歳

  1. RSウイルス感染症 (20 人)
  2. 感染性胃腸炎 (12 人)
  3. 突発性発しん (8 人)

1〜4歳

  1. 感染性胃腸炎 (194 人)
  2. インフルエンザ (144 人)
  3. RSウイルス感染症 (36 人)

5〜9歳

  1. インフルエンザ (373 人)
  2. 感染性胃腸炎 (60 人)
  3. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (3 人)

10〜14歳

  1. インフルエンザ (149 人)
  2. 感染性胃腸炎 (34 人)
  3. 感染の報告はありません

15〜19歳

  1. インフルエンザ (31 人)
  2. 感染性胃腸炎 (3 人)
  3. 感染の報告はありません

20歳以上

  1. インフルエンザ (129 人)
  2. 感染性胃腸炎 (22 人)
  3. 流行性角結膜炎(はやり目) (1 人)

県内の患者数

※下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。

病名増減(前週) 今週0歳1-4歳5-9歳10-14歳15-19歳20歳以上
インフルエンザ (726) 833714437314931129
RSウイルス感染症 (71) 5720361000
咽頭結膜熱 (3) 6060000
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (4) 8053000
感染性胃腸炎 (295) 325121946034322
水痘 (3) 2011000
手足口病 (10) 9090000
伝染性紅斑(りんご病) (0) 0000000
突発性発しん (26) 238150000
ヘルパンギーナ (25) 360342000
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) (1) 2011000
急性出血性結膜炎 (0) 0000000
流行性角結膜炎(はやり目) (5) 2001001
細菌性髄膜炎 (2) 0000000
無菌性髄膜炎 (0) 0000000
マイコプラズマ肺炎 (0) 0000000
クラミジア肺炎 (0) 0000000
感染性胃腸炎(ロタウイルス) (0) 0000000

補足

【インフルエンザの報告数が増加しています】 

今週のインフルエンザ報告数(県内80定点医療機関からの報告)は、833件(1定点あたり10.41)で注意報レベルに達しました。
また、インフルエンザ様症状の患者の発生による幼稚園、小学校等の学級閉鎖等が発生していることから注意が必要です。
 インフルエンザは、インフルエンザウイルスを原因とする急性気道感染症です。
おおむね1~3日を潜伏期間とし、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状が突然現れます。
下痢や嘔吐など消化器症状が見られる場合もあり、通常のかぜに比べて全身症状が強く出やすいことを特徴とします。

○インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンとは、同時接種が可能です。
○今冬シーズンのインフルエンザワクチンは十分な供給量が見込まれています。
○重症化予防のため、インフルエンザワクチンの接種をご検討ください。

【感染防止対策】
①予防接種
 インフルエンザの予防接種は感染や発症そのものを完全に防ぐことはできませんが、重症化や合併症の発生を予防する効果があります。
予防接種を受けてから効果がでるまで2週間程度かかるため、医師と相談のうえ、予防接種の検討をしてください。

②飛沫感染対策としての咳エチケット
 インフルエンザの主な感染経路は、咳やくしゃみの際に口から出る小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。
 普段から、咳エチケット守ることを心がけましょう。
咳エチケット  ◇咳やくしゃみを他の人に向けて発しない
       ◇咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをする
       ◇手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗う
③外出後の手洗い
 流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触感染を感染経路とする感染症対策の基本です。
20秒以上時間をかけた丁寧な手洗いを心がけましょう。
 また、インフルエンザウイルスはアルコールによる消毒も有効ですので、必要に応じてアルコール製剤を活用しましょう。
※咳エチケット、こまめな手洗い及び手指消毒は、インフルエンザに限らず、その他の感染症予防にもなり、感染症予防対策の基本です。