感染症情報

2022年09月12日〜2022年09月18日の感染症情報

特記事項
【2022/2023シーズンのインフルエンザについて】 

報告が多い感染症

  • 感染性胃腸炎
  • 手足口病
  • ヘルパンギーナ

大きな流行が発生又は継続しつつある地域

手足口病 菊池

年齢別に多い感染症上位3つ

0歳

  1. 感染性胃腸炎 (14 人)
  2. 手足口病 (14 人)
  3. 突発性発しん (9 人)

1〜4歳

  1. 感染性胃腸炎 (102 人)
  2. 手足口病 (77 人)
  3. ヘルパンギーナ (25 人)

5〜9歳

  1. 感染性胃腸炎 (46 人)
  2. 手足口病 (7 人)
  3. インフルエンザ (4 人)

10〜14歳

  1. 感染性胃腸炎 (13 人)
  2. 咽頭結膜熱 (1 人)
  3. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (1 人)

15〜19歳

  1. 感染性胃腸炎 (3 人)
  2. 感染の報告はありません
  3. 感染の報告はありません

20歳以上

  1. 感染性胃腸炎 (7 人)
  2. 感染の報告はありません
  3. 感染の報告はありません

県内の患者数

※下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。

病名増減(前週) 今週0歳1-4歳5-9歳10-14歳15-19歳20歳以上
インフルエンザ (3) 7034000
RSウイルス感染症 (36) 309192000
咽頭結膜熱 (1) 4030100
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (2) 3011100
感染性胃腸炎 (159) 18514102461337
水痘 (2) 1100000
手足口病 (87) 9814777000
伝染性紅斑(りんご病) (1) 1100000
突発性発しん (21) 239140000
ヘルパンギーナ (20) 325252000
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) (0) 3012000
急性出血性結膜炎 (0) 0000000
流行性角結膜炎(はやり目) (4) 0000000
細菌性髄膜炎 (0) 0000000
無菌性髄膜炎 (0) 0000000
マイコプラズマ肺炎 (0) 0000000
クラミジア肺炎 (0) 0000000
感染性胃腸炎(ロタウイルス) (0) 0000000

補足

【2022/2023シーズンのインフルエンザについて】 

今週の県内のインフルエンザ報告数(県内80定点医療機関からの報告)は、7件(1定点あたり0.09)でした。
新型コロナウイルス感染症が流行してから2年半以上インフルエンザの流行はありませんが、南半球のオーストラリアでは例年よりも数ヶ月早くインフルエンザの流行が確認されたことや東京都内の小学校で学年閉鎖があったことから注意が必要です。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスを原因とする急性気道感染症です。
おおむね1~3日を潜伏期間とし、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状が突然現れます。
下痢や嘔吐など消化器症状が見られる場合もあり、通常のかぜに比べて全身症状が強く出やすいことを特徴とします。

○インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンとは、同時接種が可能です。
○今冬シーズンのインフルエンザワクチンは十分な供給量が見込まれています。
○重症化予防のため、インフルエンザワクチンの接種をご検討ください。

【感染防止対策】
①予防接種
インフルエンザの予防接種は感染や発症そのものを完全に防ぐことはできませんが、重症化や合併症の発生を予防する効果があります。
予防接種を受けてから効果がでるまで2週間程度かかるため、医師と相談のうえ、予防接種の検討をしてください。
②飛沫感染対策としての咳エチケット
インフルエンザの主な感染経路は、咳やくしゃみの際に口から出る小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。
普段から、咳エチケット守ることを心がけましょう。
  咳エチケット 
   ◇咳やくしゃみを他の人に向けて発しない
   ◇咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをする
   ◇手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗う
③外出後の手洗い
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触感染を感染経路とする感染症対策の基本です。20秒以上時間をかけた丁寧な手洗いを心がけましょう。
また、インフルエンザウイルスはアルコールによる消毒も有効ですので、必要に応じてアルコール製剤を活用しましょう。
※咳エチケット、こまめな手洗い及び手指消毒は、インフルエンザに限らず、その他の感染症予防にもなり、感染症予防対策の基本です。