2022年08月29日〜2022年09月04日の感染症情報
報告が多い感染症
年齢別に多い感染症上位3つ
0歳
- 感染性胃腸炎 (16 人)
- 手足口病 (7 人)
- RSウイルス感染症 (5 人)
1〜4歳
- 感染性胃腸炎 (87 人)
- 手足口病 (54 人)
- 突発性発しん (22 人)
5〜9歳
- 感染性胃腸炎 (31 人)
- 手足口病 (3 人)
- A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (2 人)
10〜14歳
- 感染性胃腸炎 (21 人)
- A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (1 人)
- 感染の報告はありません
15〜19歳
- 感染性胃腸炎 (5 人)
- 感染の報告はありません
- 感染の報告はありません
20歳以上
- 感染性胃腸炎 (7 人)
- 流行性角結膜炎(はやり目) (3 人)
- 感染の報告はありません
県内の患者数
※下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。
病名 | 増減 | (前週) 今週 | 0歳 | 1-4歳 | 5-9歳 | 10-14歳 | 15-19歳 | 20歳以上 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
インフルエンザ | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
RSウイルス感染症 | (27) 14 | 5 | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
咽頭結膜熱 | (3) 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 | (3) 3 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | |
感染性胃腸炎 | (155) 167 | 16 | 87 | 31 | 21 | 5 | 7 | |
水痘 | (7) 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
手足口病 | (47) 64 | 7 | 54 | 3 | 0 | 0 | 0 | |
伝染性紅斑(りんご病) | (1) 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
突発性発しん | (16) 25 | 3 | 22 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
ヘルパンギーナ | (16) 21 | 4 | 16 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) | (1) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
急性出血性結膜炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
流行性角結膜炎(はやり目) | (5) 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | |
細菌性髄膜炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
無菌性髄膜炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
マイコプラズマ肺炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
クラミジア肺炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
感染性胃腸炎(ロタウイルス) | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
補足
【梅毒かも?と思ったら、早めに医療機関を受診しましょう。】
今週は梅毒の報告が6件(今年累計:139件)ありました。
昨年同週の報告数は5件(昨年同期累計:84件)で、近年の発生数も多いので注意が必要です。
2021年の全国の年間報告数は過去最多で、2022年は熊本県の第1~35週累計報告数も最多となりました。
症状などから梅毒かもしれないと思った場合には、早めに医療機関を受診し、治療につなげることも大切です。
全国でも2013年から増加傾向にありますが、本県においては2017年に入ってから急増しています。
男性は20~40歳代、女性は20歳代で多く報告されています。
【梅毒とは】(参考:厚生労働省及び国立感染症研究所ホームページ)
・性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。
潜伏期間は3~6週間程度で、経過した期間によって、症状の出現する場所や内容が異なります。
・感染初期(感染後約3週間)には、感染がおきた部位にしこりができたり、股の付け根部分のリンパ節が腫れたりすることがあります。
治療をせずに3か月以上を経過すると、手のひら、足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が出ることがあります。
感染後、数年を経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍が発生することがあります。
また、心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死亡することもあります。
・妊娠している人が感染すると、胎盤を通じて胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります。
【予防方法】(参考:厚生労働省及び国立感染症研究所ホームページ)
・感染部位と粘膜や皮膚が直接接触をしないように、コンドームを使用することが勧められます。
ただし、コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染がおこる可能性があります。
・皮膚や粘膜に異常があった場合は性的な接触を控え、早めに医療機関を受診して相談しましょう。