2022年08月01日〜2022年08月07日の感染症情報
報告が多い感染症
大きな流行が発生又は継続しつつある地域
流行性角結膜炎(はやり目) | 山鹿 |
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年齢別に多い感染症上位3つ
0歳
- 感染性胃腸炎 (11 人)
- 突発性発しん (11 人)
- RSウイルス感染症 (3 人)
1〜4歳
- 感染性胃腸炎 (96 人)
- 手足口病 (32 人)
- 突発性発しん (18 人)
5〜9歳
- 感染性胃腸炎 (26 人)
- 手足口病 (6 人)
- ヘルパンギーナ (2 人)
10〜14歳
- 感染性胃腸炎 (10 人)
- 水痘 (2 人)
- 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) (1 人)
15〜19歳
- 感染性胃腸炎 (2 人)
- 感染の報告はありません
- 感染の報告はありません
20歳以上
- 流行性角結膜炎(はやり目) (4 人)
- 感染性胃腸炎 (3 人)
- 感染の報告はありません
県内の患者数
※下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。
病名 | 増減 | (前週) 今週 | 0歳 | 1-4歳 | 5-9歳 | 10-14歳 | 15-19歳 | 20歳以上 |
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インフルエンザ | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
RSウイルス感染症 | (9) 10 | 3 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
咽頭結膜熱 | (10) 6 | 2 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 | (3) 4 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
感染性胃腸炎 | (169) 148 | 11 | 96 | 26 | 10 | 2 | 3 | |
水痘 | (1) 7 | 0 | 3 | 2 | 2 | 0 | 0 | |
手足口病 | (49) 39 | 1 | 32 | 6 | 0 | 0 | 0 | |
伝染性紅斑(りんご病) | (0) 4 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
突発性発しん | (22) 29 | 11 | 18 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
ヘルパンギーナ | (9) 10 | 0 | 8 | 2 | 0 | 0 | 0 | |
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) | (1) 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
急性出血性結膜炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
流行性角結膜炎(はやり目) | (6) 5 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | |
細菌性髄膜炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
無菌性髄膜炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
マイコプラズマ肺炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
クラミジア肺炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
感染性胃腸炎(ロタウイルス) | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
補足
【梅毒かも?と思ったら、早めに医療機関を受診しましょう。】
今週は梅毒の報告が7件(今年累計:120件)ありました。
昨年同週の報告数は2件(昨年同期累計:70件)で、近年の発生数も多いので注意が必要です。
2021年の全国の年間報告数は過去最多で、2022年は熊本県の第1~31週累計報告数も最多となりました。
症状などから梅毒かもしれないと思った場合には、早めに医療機関を受診し、治療につなげることも大切です。
全国でも2013年から増加傾向にありますが、本県においては2017年に入ってから急増しています。
男性は20~40歳代、女性は20歳代で多く報告されています。
【梅毒とは】(参考:厚生労働省及び国立感染症研究所ホームページ)
・性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。
潜伏期間は3~6週間程度で、経過した期間によって、症状の出現する場所や内容が異なります。
・感染初期(感染後約3週間)には、感染がおきた部位にしこりができたり、股の付け根部分のリンパ節が腫れたりすることがあります。
治療をせずに3か月以上を経過すると、手のひら、足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が出ることがあります。
感染後、数年を経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍が発生することがあります。
また、心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死亡することもあります。
・妊娠している人が感染すると、胎盤を通じて胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります。
【予防方法】(参考:厚生労働省及び国立感染症研究所ホームページ)
・感染部位と粘膜や皮膚が直接接触をしないように、コンドームを使用することが勧められます。
ただし、コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染がおこる可能性があります。
・皮膚や粘膜に異常があった場合は性的な接触を控え、早めに医療機関を受診して相談しましょう。