2022年03月14日〜2022年03月20日の感染症情報
報告が多い感染症
年齢別に多い感染症上位3つ
0歳
- 突発性発しん (11 人)
- 感染性胃腸炎 (7 人)
- RSウイルス感染症 (5 人)
1〜4歳
- 感染性胃腸炎 (74 人)
- RSウイルス感染症 (19 人)
- 突発性発しん (18 人)
5〜9歳
- 感染性胃腸炎 (51 人)
- A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (6 人)
- 水痘 (4 人)
10〜14歳
- 感染性胃腸炎 (15 人)
- A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (4 人)
- 水痘 (1 人)
15〜19歳
- 感染性胃腸炎 (1 人)
- A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (1 人)
- 感染の報告はありません
20歳以上
- 感染性胃腸炎 (10 人)
- 感染の報告はありません
- 感染の報告はありません
県内の患者数
※下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。
病名 | 増減 | (前週) 今週 | 0歳 | 1-4歳 | 5-9歳 | 10-14歳 | 15-19歳 | 20歳以上 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
インフルエンザ | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
RSウイルス感染症 | (22) 24 | 5 | 19 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
咽頭結膜熱 | (1) 5 | 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 | (8) 29 | 2 | 16 | 6 | 4 | 1 | 0 | |
感染性胃腸炎 | (195) 158 | 7 | 74 | 51 | 15 | 1 | 10 | |
水痘 | (3) 9 | 1 | 3 | 4 | 1 | 0 | 0 | |
手足口病 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
伝染性紅斑(りんご病) | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
突発性発しん | (27) 29 | 11 | 18 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
ヘルパンギーナ | (1) 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) | (1) 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
急性出血性結膜炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
流行性角結膜炎(はやり目) | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
細菌性髄膜炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
無菌性髄膜炎 | (1) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
マイコプラズマ肺炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
クラミジア肺炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
感染性胃腸炎(ロタウイルス) | (0) 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
補足
【年度末/年度始めに旅行されるみなさまへ】
長い休日中には、国内外問わず旅行される方が多くなります。
旅行先で感染症が発生している場合、旅行中や旅行後に感染症により体調を崩すことがあります。
安全で快適に旅行し、帰宅することができるように、旅行先(特に海外)で注意すべき感染症及びその予防策をお知らせします。
旅行先では、感染症は、主に人、蚊・動物、飲食物を介して感染します。
人を介する感染症は、麻しんや風しん、蚊を介する感染症は、デング熱やマラリア、飲食物を介する感染症は、A型肝炎、コレラ、赤痢などがあります。
【人を介する感染症(麻しん)】
麻しんの感染経路は、空気感染(飛沫感染、接触感染含む)で、感染力が非常に強く、免疫が十分でない人が感染すると高い確率で発症します。
潜伏期間は、約10日間と言われており、症状は、高い熱や全身の発疹、せき、鼻水、目の充血などがあります。
また、まれに脳炎など重症化することもあります。
発生地域は、アメリカ地域(ブラジル等)、ヨーロッパ地域(ウズベキスタン、カザフスタン、ロシア等)、西太平洋地域(フィリピン、中国等)、南東アジア地域(インド、バングラデシュ等)、東地中海地域(イエメン、パキスタン、ソマリア等)、アフリカ地域(コンゴ民主共和国、ナイジェリア等)の様々な地域で麻しんが確認されています。
また、国内においても2019年以前は海外渡航後に麻しんを発症した方がいるとの報告がありましたので、注意が必要です。
【蚊を介する感染症(デング熱)】
デング熱は、ウイルスを保有する蚊に吸血された際に感染するといわれています。
潜伏期間は、2~14日間(多くは3~7日)と言われており、症状は、突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹などです。
発生地域は、アフリカ地域、アメリカ地域、東地中海地域、東南アジア地域、西太平洋地域の熱帯・亜熱帯地域で確認されています。
【飲食物を介する感染症】
飲食物を介する感染症は、A型肝炎、E型肝炎、コレラ、赤痢、腸チフスなど数多くあります。
A型肝炎、E型肝炎の症状は、発熱や倦怠感、黄疸(皮膚や白目が黄色になる)などで、コレラ、赤痢、腸チフスの症状は、下痢、発熱などです。
開発途上国など、公衆衛生の整備が不十分な地域では、生水、氷、生野菜、生鮮魚介類、生肉などを飲食すると、これらの感染症にかかるリスクが高くなります。
【旅行前に・・・】
厚生労働省、検疫所、外務省のホームページで旅行先の感染症発生状況に関する最新の情報や注意事項を確認しましょう。
また、必要に応じて、医師に相談のうえ、予防接種の検討をしましょう。
【旅行中、旅行後に体調が悪くなったら・・・】
空港や港に設置されている検疫所では、旅行者を対象に健康相談を行っています。
旅行中や旅行後に症状が現れた場合、検疫官までご相談ください。
人、蚊・動物、飲食物を介する感染症は、潜伏期間が7日以上あるものもありますので、旅行後しばらくしてから体調が悪くなる場合があります。
その際は、必ず、最寄の保健所や、医療機関に事前に電話でご相談ください。