感染症情報

2021年08月23日〜2021年08月29日の感染症情報

特記事項
【手足口病の報告数が増えています。】

報告が多い感染症

  • 手足口病
  • 感染性胃腸炎
  • RSウイルス感染症

大きな流行が発生又は継続しつつある地域

手足口病 熊本市,山鹿,菊池,宇城

年齢別に多い感染症上位3つ

0歳

  1. 手足口病 (18 人)
  2. 突発性発しん (13 人)
  3. RSウイルス感染症 (9 人)

1〜4歳

  1. 手足口病 (274 人)
  2. 感染性胃腸炎 (90 人)
  3. RSウイルス感染症 (25 人)

5〜9歳

  1. 感染性胃腸炎 (34 人)
  2. 手足口病 (17 人)
  3. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (6 人)

10〜14歳

  1. 感染性胃腸炎 (8 人)
  2. 手足口病 (1 人)
  3. 感染の報告はありません

15〜19歳

  1. 感染性胃腸炎 (5 人)
  2. 流行性角結膜炎(はやり目) (2 人)
  3. 感染の報告はありません

20歳以上

  1. 感染性胃腸炎 (4 人)
  2. 流行性角結膜炎(はやり目) (4 人)
  3. 感染の報告はありません

県内の患者数

※下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。

病名増減(前週) 今週0歳1-4歳5-9歳10-14歳15-19歳20歳以上
インフルエンザ (0) 0000000
RSウイルス感染症 (27) 359251000
咽頭結膜熱 (5) 8260000
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (8) 9036000
感染性胃腸炎 (128) 14879034854
水痘 (8) 3021000
手足口病 (207) 3101827417100
伝染性紅斑(りんご病) (0) 9063000
突発性発しん (27) 2713140000
ヘルパンギーナ (6) 171160000
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) (3) 6024000
急性出血性結膜炎 (0) 0000000
流行性角結膜炎(はやり目) (1) 7001024
細菌性髄膜炎 (0) 0000000
無菌性髄膜炎 (0) 0000000
マイコプラズマ肺炎 (0) 0000000
クラミジア肺炎 (0) 0000000
感染性胃腸炎(ロタウイルス) (0) 0000000

補足

【手足口病の報告数が増えています。】

 今週の手足口病の報告数は310件で、県全体で警報レベルとなっています。報告数の増加がみられ、週に200件程度で高止まりしていましたが、さらに増加しました。保健所別では、菊池、宇城、熊本市、山鹿が警報レベルとなっています。
 手足口病は、例年5月頃から報告数が増加し、夏場に流行する傾向がありますが、全国の報告数も増加傾向ですので、今後も注意が必要です。

【手足口病とは】
 ・症状は、手のひら、足の裏、おしり、口の中の粘膜に発疹が見られ、発熱を伴う場合があります。 発疹は水疱性の発疹で周りが赤くなり、痛みを伴う場合があります。
 ・潜伏期間は、3~5日といわれてます。1~5歳までの感染者が目立ちますが、成人でも感染します。
【感染経路】
 ・飛沫感染:咳やくしゃみ、つばなどのしぶきに含まれるウイルスにより感染します。
 ・経口・接触感染:水疱のなかみや便に排泄されたウイルスが口や眼などの粘膜に入って感染します。
【予防方法】
 ・せっけんを用いて、20秒以上の丁寧な手洗いを心がけましょう。
 ・タオルの共用はしないようにしましょう。
 ・排泄物(便など)は適切に処理しましょう。