感染症情報

2020年06月01日〜2020年06月07日の感染症情報

特記事項
【突発性発しんが増加しています】

報告が多い感染症

  • 感染性胃腸炎
  • 突発性発しん
  • A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎

年齢別に多い感染症上位3つ

0歳

  1. 突発性発しん (17 人)
  2. 咽頭結膜熱 (4 人)
  3. 感染性胃腸炎 (4 人)

1〜4歳

  1. 感染性胃腸炎 (38 人)
  2. 突発性発しん (37 人)
  3. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (14 人)

5〜9歳

  1. 感染性胃腸炎 (23 人)
  2. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (15 人)
  3. 水痘 (4 人)

10〜14歳

  1. 感染性胃腸炎 (28 人)
  2. 感染の報告はありません
  3. 感染の報告はありません

15〜19歳

  1. 感染性胃腸炎 (8 人)
  2. 流行性角結膜炎(はやり目) (1 人)
  3. 感染の報告はありません

20歳以上

  1. 感染性胃腸炎 (7 人)
  2. 流行性角結膜炎(はやり目) (6 人)
  3. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (1 人)

県内の患者数

※下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。

病名増減(前週) 今週0歳1-4歳5-9歳10-14歳15-19歳20歳以上
インフルエンザ (0) 0000000
RSウイルス感染症 (0) 0000000
咽頭結膜熱 (12) 164120000
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (35) 3001415001
感染性胃腸炎 (86) 108438232887
水痘 (10) 7214000
手足口病 (6) 12282000
伝染性紅斑(りんご病) (3) 1010000
突発性発しん (44) 5417370000
ヘルパンギーナ (6) 0000000
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) (0) 1001000
急性出血性結膜炎 (0) 0000000
流行性角結膜炎(はやり目) (2) 7000016
細菌性髄膜炎 (0) 0000000
無菌性髄膜炎 (1) 0000000
マイコプラズマ肺炎 (0) 1010000
クラミジア肺炎 (0) 0000000
感染性胃腸炎(ロタウイルス) (0) 0000000

補足

【突発性発しんが増加しています】

今週の突発性発しんの報告数は54件で、4週連続で増加しています。保健所別では、有明、菊池、人吉からの報告が多い状況です。年齢別では、6か月~1歳から多く報告されています。

【症状】  
  突発性発しんは、ヒトヘルペスウイルスが原因となる感染症で、高熱が3日間ほど続いた後、解熱とともに発しんが体幹を中心に顔面
 や四肢に現れる熱性発疹性疾患です。乳幼児期、特に6~18か月の間に罹患することが多く、5歳以上はまれです。喉の腫れ、下痢等
 の症状もありますが、多くは発熱と発しんのみで経過し、発しんは1~2日で消失します。まれに脳炎、脳症など重篤な合併症を起こす
 ことがあります。
 
【治療等】
  突発性発しんに対する予防接種はありません。特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法が行われます。