感染症情報

2020年03月30日〜2020年04月05日の感染症情報

特記事項
【2019/2020シーズンのインフルエンザについて】

報告が多い感染症

  • 感染性胃腸炎
  • A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎
  • 突発性発しん

年齢別に多い感染症上位3つ

0歳

  1. 突発性発しん (11 人)
  2. 感染性胃腸炎 (6 人)
  3. RSウイルス感染症 (4 人)

1〜4歳

  1. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (38 人)
  2. 感染性胃腸炎 (37 人)
  3. 突発性発しん (24 人)

5〜9歳

  1. 感染性胃腸炎 (42 人)
  2. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (35 人)
  3. 伝染性紅斑(りんご病) (5 人)

10〜14歳

  1. 感染性胃腸炎 (8 人)
  2. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (8 人)
  3. 伝染性紅斑(りんご病) (1 人)

15〜19歳

  1. 感染性胃腸炎 (2 人)
  2. 感染の報告はありません
  3. 感染の報告はありません

20歳以上

  1. 感染性胃腸炎 (17 人)
  2. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (4 人)
  3. インフルエンザ (3 人)

県内の患者数

※下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。

病名増減(前週) 今週0歳1-4歳5-9歳10-14歳15-19歳20歳以上
インフルエンザ (4) 5020003
RSウイルス感染症 (15) 9450000
咽頭結膜熱 (20) 151122000
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (112) 8503835804
感染性胃腸炎 (133) 112637428217
水痘 (21) 8044000
手足口病 (19) 160160000
伝染性紅斑(りんご病) (25) 180125100
突発性発しん (23) 3511240000
ヘルパンギーナ (1) 1001000
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) (4) 1000100
急性出血性結膜炎 (0) 0000000
流行性角結膜炎(はやり目) (6) 5011003
細菌性髄膜炎 (0) 0000000
無菌性髄膜炎 (0) 0000000
マイコプラズマ肺炎 (4) 2001001
クラミジア肺炎 (1) 0000000
感染性胃腸炎(ロタウイルス) (0) 0000000

補足

【2019/2020シーズンのインフルエンザについて】

【2019/2020シーズンのインフルエンザについて】
 今週の県内のインフルエンザ報告数は、5件でした。2019年9月から始まった今季のインフルエンザシーズンは、流行入りした週は例年より早かったものの、警報レベルには達しませんでした。警報レベルに達しなかったのは、2012/2013シーズン以来7年ぶりとなります。また、9月から今週までの累計報告数は、14,790人でした。

 インフルエンザの流行は落ち着いたものの、風邪や新型コロナウイルス感染症など、注意する感染症は他にもあります。以下の予防対策をしっかり行いましょう。
 
【感染症予防のために】
①飛沫感染対策としての咳エチケット
 新型コロナウイルス感染症のほか、インフルエンザや一般的な風邪の主な感染経路は、咳やくしゃみの際に口から出る小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。
 普段から、咳エチケットを守ることを心がけましょう。
②外出後の手洗い
 流水・石鹸による手洗いは手指など体についた菌やウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、接触感染を感染経路とする感染症対策の基本です。20秒以上時間をかけた丁寧な手洗いを心がけましょう。
 また、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザでは、アルコールによる消毒も有効ですので、必要に応じてアルコール製剤を活用しましょう。
③普段の健康管理
 バランスのとれた食事、適度な運動、休養、睡眠などで免疫力を高めましょう。
④クラスター対策
 新型コロナウイルス感染症の集団感染を防止するため、「換気が悪い閉鎖空間」、「多数が集まる密集場所」、「間近で会話や発生をする密接場面」の条件が揃う環境は避けましょう。