次回の放送は2020年1226日(土)1330分からだよ!みてね♪

感染症情報

2020年01月13日〜2020年01月19日の感染症情報

特記事項
【百日咳に注意しましょう】

報告が多い感染症

  • インフルエンザ
  • 感染性胃腸炎
  • A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎

大きな流行が発生又は継続しつつある地域

インフルエンザ 菊池,人吉,有明,宇城
咽頭結膜熱 菊池
伝染性紅斑(りんご病) 熊本市,菊池,有明

年齢別に多い感染症上位3つ

0歳

  1. インフルエンザ (30 人)
  2. 感染性胃腸炎 (18 人)
  3. 突発性発しん (8 人)

1〜4歳

  1. インフルエンザ (209 人)
  2. 感染性胃腸炎 (142 人)
  3. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (49 人)

5〜9歳

  1. インフルエンザ (275 人)
  2. 感染性胃腸炎 (86 人)
  3. 伝染性紅斑(りんご病) (56 人)

10〜14歳

  1. インフルエンザ (178 人)
  2. 感染性胃腸炎 (47 人)
  3. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (11 人)

15〜19歳

  1. インフルエンザ (45 人)
  2. 感染性胃腸炎 (15 人)
  3. 咽頭結膜熱 (1 人)

20歳以上

  1. インフルエンザ (297 人)
  2. 感染性胃腸炎 (17 人)
  3. 流行性角結膜炎(はやり目) (10 人)

県内の患者数

※下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。

病名増減(前週) 今週0歳1-4歳5-9歳10-14歳15-19歳20歳以上
インフルエンザ (1279) 10343020927517845297
RSウイルス感染症 (2) 6150000
咽頭結膜熱 (34) 181151010
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (106) 103049421110
感染性胃腸炎 (351) 3251814286471517
水痘 (21) 16275200
手足口病 (18) 302271000
伝染性紅斑(りんご病) (100) 9924056100
突発性発しん (24) 278190000
ヘルパンギーナ (13) 3021000
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) (2) 1010000
急性出血性結膜炎 (0) 0000000
流行性角結膜炎(はやり目) (11) 132100010
細菌性髄膜炎 (0) 0000000
無菌性髄膜炎 (0) 0000000
マイコプラズマ肺炎 (0) 2000101
クラミジア肺炎 (0) 0000000
感染性胃腸炎(ロタウイルス) (0) 0000000

補足

【百日咳に注意しましょう】

今週は、百日咳の報告が6件ありました。百日咳の報告は、2018年1月から定点報告から全数報告になり、百日咳を診断した医療機関は、全例、県に報告することになっています(成人を含む患者の発生動向を把握するため)。
 熊本県では、2019年の百日咳の報告数は396件でした。2020年も報告が続いており、今週までに13件の報告がありました。

 百日咳の原因となる病原体は、百日咳菌です。名前のとおり激しい咳をともなう病気で、1歳以下の乳児、とくに生後6ヵ月以下の子どもでは亡くなってしまうこともあります。  主に気道の分泌物によって感染し(飛沫感染)、咳のために乳幼児では呼吸ができなくなるために全身が青紫色になってしまうこと(チアノーゼ)やけいれんを起こすことがあります。また、窒息や肺炎等の合併症が致命的となることがあります。
 また、ワクチン既接種の小児や成人では典型的な症状がみられず、持続する咳がみられることも多いと言われています。なお、潜伏期間は、通常5日~10日(最大3週間程度)です。
 百日咳の治療には、抗生物質を使用します。医師や薬剤師等の指示に従って適切に治療しましょう。
 百日咳の予防には、ワクチン(DPT-IPV、DPT等)接種が有効です。 ワクチン接種により、百日咳の罹患リスクを80~85%程度減らすことが出来ると報告されています。 (厚生労働省ホームページより)
 その他の予防方法としては、咳エチケットや手洗い(20秒以上かけた丁寧な手洗い)が重要です。
   咳エチケット
     ①咳やくしゃみを他の人に向けて発しない。
     ②咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをする。
     ③手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時は、すぐに手を洗う。



【豆知識 クロイツフェルト・ヤコブ病とは】
 今週はクロイツフェルト・ヤコブ病(孤発性)の報告が2件ありました。クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)とは、神経難病の一つで、脳組織の変性を特徴とする疾患です。原因不明で発症するものを孤発性CJDといい、日本では人口100万人に年間1人前後の率で発症するといわれています。孤発性CJDに地域差、男女差はなく、世界中に広く分布しています。孤発性CJDの他に、家族性CJDや、変異型CJD等が知られています。
 
 参考
 ・厚生労働省ホームページ「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病に関するQ&A」
  https://www.mhlw.go.jp/qa/kenkou/vcjd/
 ・国立感染症研究所ホームページ「クロイツフェルト・ヤコブ病とは」
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/397-cjd-intro.html