次回の放送は2023年325日(土)1530分からだよ!みてね♪

感染症情報

2019年08月25日〜2019年08月25日の感染症情報

特記事項
【咽頭結膜熱が増加しています】

報告が多い感染症

  • 感染性胃腸炎
  • RSウイルス感染症
  • ヘルパンギーナ

大きな流行が発生又は継続しつつある地域

伝染性紅斑(りんご病) 有明
ヘルパンギーナ 天草
咽頭結膜熱 宇城

年齢別に多い感染症上位3つ

0歳

  1. RSウイルス感染症 (35 人)
  2. 感染性胃腸炎 (18 人)
  3. ヘルパンギーナ (13 人)

1〜4歳

  1. 感染性胃腸炎 (73 人)
  2. RSウイルス感染症 (58 人)
  3. ヘルパンギーナ (54 人)

5〜9歳

  1. 感染性胃腸炎 (47 人)
  2. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (31 人)
  3. 咽頭結膜熱 (7 人)

10〜14歳

  1. 感染性胃腸炎 (25 人)
  2. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (8 人)
  3. インフルエンザ (2 人)

15〜19歳

  1. 感染性胃腸炎 (5 人)
  2. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (2 人)
  3. 流行性角結膜炎(はやり目) (1 人)

20歳以上

  1. 流行性角結膜炎(はやり目) (19 人)
  2. 感染性胃腸炎 (16 人)
  3. インフルエンザ (2 人)

県内の患者数

※下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。

病名増減(前週) 今週0歳1-4歳5-9歳10-14歳15-19歳20歳以上
インフルエンザ (5) 4000202
RSウイルス感染症 (124) 9635583000
咽頭結膜熱 (34) 442357000
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (43) 6412131821
感染性胃腸炎 (186) 18418734725516
水痘 (5) 4021100
手足口病 (54) 406322000
伝染性紅斑(りんご病) (10) 170124100
突発性発しん (18) 3011190000
ヘルパンギーナ (57) 7013543000
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) (9) 180116100
急性出血性結膜炎 (0) 0000000
流行性角結膜炎(はやり目) (10) 281430119
細菌性髄膜炎 (0) 0000000
無菌性髄膜炎 (2) 1000001
マイコプラズマ肺炎 (0) 0000000
クラミジア肺炎 (0) 0000000
感染性胃腸炎(ロタウイルス) (0) 0000000

補足

【咽頭結膜熱が増加しています】

 今週の県内の咽頭結膜熱の報告数は、44件であり、前週の34件に比べ、報告数が10件増加しました。なお、保健所別では、宇城からの報告が多く、警報レベルとなっています。
 
 咽頭結膜熱は、発熱、咽頭炎、眼症状を主とする小児の急性のウイルス性感染症です。 咽頭結膜熱は、消毒が不充分なプールなど水を介して子どものあいだに流行することがあるため、「プール熱」と呼ばれることもあり、夏期に流行すると言われています。しかし、最近では秋、冬にも流行する傾向があります。
 感染経路は、通常、飛沫感染や手指を介した接触感染で、眼(結膜)や上気道から感染します。また、汚染された水から眼(結膜)への直接の感染も考えられています。

【症状】
 5~7日の潜伏期を経て、発熱、のどの痛み、目の充血等の症状が出ます。頭痛、吐き気、腹痛、下痢を伴うこともあります。一般的には3~5日で軽快しますが、この病気を引き起こすアデノウイルスには、たくさんの種類があることが知られており、重症化することもあります。
【治療・予防】
 特異的治療法はなく、対症療法が中心となります。予防法は、流水と石けんで20秒以上の丁寧な手洗いを行う、感染者との濃密な接触を避ける、タオルの共用を避ける等です。熱が下がってもまだ体内にウイルスが残っている場合がありますので、症状がおさまっても、学校や保育園等の登校・登園については、医師に相談しましょう。