感染症情報

2018年06月18日〜2018年06月24日の感染症情報

特記事項
【手足口病が流行しています。】

報告が多い感染症

  • 感染性胃腸炎
  • 手足口病
  • A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎

大きな流行が発生又は継続しつつある地域

感染性胃腸炎 菊池
手足口病 熊本市,山鹿,菊池,水俣,有明,宇城

年齢別に多い感染症上位3つ

0歳

  1. 感染性胃腸炎 (45 人)
  2. 手足口病 (20 人)
  3. 突発性発しん (20 人)

1〜4歳

  1. 手足口病 (222 人)
  2. 感染性胃腸炎 (195 人)
  3. 突発性発しん (31 人)

5〜9歳

  1. 感染性胃腸炎 (116 人)
  2. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (46 人)
  3. 手足口病 (29 人)

10〜14歳

  1. 感染性胃腸炎 (49 人)
  2. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (8 人)
  3. 手足口病 (4 人)

15〜19歳

  1. 感染性胃腸炎 (15 人)
  2. インフルエンザ (2 人)
  3. 流行性角結膜炎(はやり目) (2 人)

20歳以上

  1. 感染性胃腸炎 (32 人)
  2. 流行性角結膜炎(はやり目) (11 人)
  3. A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (5 人)

県内の患者数

※下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。

病名増減(前週) 今週0歳1-4歳5-9歳10-14歳15-19歳20歳以上
インフルエンザ (12) 4000121
RSウイルス感染症 (3) 2110000
咽頭結膜熱 (19) 174130000
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (89) 8903046805
感染性胃腸炎 (401) 45245195116491532
水痘 (8) 8142100
手足口病 (270) 2782022229403
伝染性紅斑(りんご病) (1) 1010000
突発性発しん (37) 5120310000
ヘルパンギーナ (32) 342284000
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) (12) 5041000
急性出血性結膜炎 (0) 0000000
流行性角結膜炎(はやり目) (16) 170310211
細菌性髄膜炎 (0) 0000000
無菌性髄膜炎 (1) 2010001
マイコプラズマ肺炎 (0) 1001000
クラミジア肺炎 (0) 0000000
感染性胃腸炎(ロタウイルス) (2) 0000000

補足

【手足口病が流行しています。】

今週の手足口病の報告数は278件で、第22週から手足口病が県全体で警報レベルとなっています。保健所別では、菊池、山鹿、水俣、宇城、熊本、有明が警報レベルとなっています。
 手足口病は、5月頃から報告数が増加し、夏場に流行する傾向があります。近年、県内では2年おきに手足口病の大きな流行がみられますが、今年は昨年に引き続き流行しています。全国の定点あたりの報告数と比べて4~5倍となっていますので、手足口病に注意が必要です。

【手足口病とは】
 ・症状は、手のひら、足の裏、おしり、口の中の粘膜に発疹が見られ、発熱を伴う場合があります。
 ・発疹は水疱性の発疹で周りが赤くなり、痛みを伴う場合があります。
 ・潜伏期間は、3~5日といわれています。1~5歳までの感染者が目立ちますが、成人でも感染します。
【感染経路】
 ・飛沫感染:咳やくしゃみ、つばなどのしぶきに含まれるウイルスにより感染します。
 ・経口・接触感染:水疱のなかみや便に排泄されたウイルスが口や眼などの粘膜に入って感染します。
【予防方法】
 ・せっけんを用いて、20秒以上の丁寧な手洗いを心がけましょう。
 ・タオルの共用はしないようにしましょう。
 ・排泄物(便など)は適切に処理しましょう。