2017年10月30日〜2017年11月05日の感染症情報
報告が多い感染症
大きな流行が発生又は継続しつつある地域
咽頭結膜熱 | 菊池 |
---|---|
手足口病 | 菊池,人吉,有明 |
年齢別に多い感染症上位3つ
0歳
- RSウイルス感染症 (34 人)
- 感染性胃腸炎 (25 人)
- 手足口病 (11 人)
1〜4歳
- 感染性胃腸炎 (138 人)
- 手足口病 (85 人)
- RSウイルス感染症 (60 人)
5〜9歳
- 感染性胃腸炎 (55 人)
- A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (31 人)
- 手足口病 (7 人)
10〜14歳
- 感染性胃腸炎 (27 人)
- A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (13 人)
- 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) (2 人)
15〜19歳
- 感染性胃腸炎 (8 人)
- インフルエンザ (2 人)
- A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 (1 人)
20歳以上
- 感染性胃腸炎 (24 人)
- インフルエンザ (9 人)
- 流行性角結膜炎(はやり目) (6 人)
県内の患者数
※下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。
病名 | 増減 | (前週) 今週 | 0歳 | 1-4歳 | 5-9歳 | 10-14歳 | 15-19歳 | 20歳以上 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
インフルエンザ | (15) 22 | 2 | 9 | 0 | 0 | 2 | 9 | |
RSウイルス感染症 | (148) 94 | 34 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
咽頭結膜熱 | (37) 40 | 1 | 32 | 6 | 0 | 0 | 1 | |
A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 | (44) 65 | 0 | 17 | 31 | 13 | 1 | 3 | |
感染性胃腸炎 | (234) 277 | 25 | 138 | 55 | 27 | 8 | 24 | |
水痘 | (12) 17 | 0 | 10 | 7 | 0 | 0 | 0 | |
手足口病 | (110) 104 | 11 | 85 | 7 | 0 | 0 | 1 | |
伝染性紅斑(りんご病) | (1) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
突発性発しん | (25) 32 | 8 | 23 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
百日咳 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
ヘルパンギーナ | (39) 16 | 4 | 7 | 4 | 1 | 0 | 0 | |
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) | (14) 9 | 0 | 2 | 5 | 2 | 0 | 0 | |
急性出血性結膜炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
流行性角結膜炎(はやり目) | (12) 10 | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 6 | |
細菌性髄膜炎 | (1) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
無菌性髄膜炎 | (0) 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
マイコプラズマ肺炎 | (1) 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
クラミジア肺炎 | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
感染性胃腸炎(ロタウイルス) | (0) 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
補足
梅毒の報告数が増えています。
今週は梅毒の報告が2件ありました。今年の報告数は58件で、昨年1年間の報告数(15件)の4倍近くになっています。全国でも2013年から増加傾向にありますが、本県においては今年に入って急増しています。男性は20~40歳代と幅広い年齢、女性は20歳代が多く報告されています。
【梅毒とは】(参考:厚生労働省及び国立感染症研究所ホームページ)
・性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。潜伏期間は3~6週間程度で、経過し
た期間によって、症状の出現する場所や内容が異なります。
・感染初期(感染後約3週間)には、感染がおきた部位にしこりができたり、股の付け根部分のリンパ節が腫れたりすることが
あります。治療をせずに3か月以上を経過すると、手のひら、足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が出ることがあります。
感染後、数年を経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍が発生することがあります。また、心臓、血管、脳など
の複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死亡することもあります。
・妊娠している人が感染すると、胎盤を通じて胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります。
【予防方法】(参考:厚生労働省及び国立感染症研究所ホームページ)
・感染部位と粘膜や皮膚が直接接触をしないように、コンドームを使用することが勧められます。ただし、コンドームが覆わな
い部分の皮膚などでも感染がおこる可能性があります。
・皮膚や粘膜に異常があった場合は性的な接触を控え、早めに医療機関を受診して相談しましょう。
【保健所で無料・匿名で検査を受けることができます】
・保健所での検査は事前予約が必要ですので、各保健所にお問い合わせください。
※熊本県のホームページ「保健所で実施している検査(HIV抗体検査等)について」
URL http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_2620.html
・感染後数週間は検査をしても陽性反応が出ないことがあるため、感染してから十分な期間(約3週間)をおいて、検査をする
必要があります。