日本赤十字社熊本健康管理センターからの情報です。
車中泊・避難所生活の皆様へ
エコノミークラス症候群に注意しましょう!
エコノミークラス症候群とは・・・
食事や水分を十分取らない状態で、
長く同じ姿勢で動かなかったりすると、
足の血の流れがスムーズでなくなります。
その結果、血の固まり(血栓)が血液の流れにのって肺や脳、
心臓にとび、血管を詰まらせ肺梗塞、
脳卒中や心臓発作などを引き起こす恐れがあります。
この症状をエコノミークラス症候群と呼んでいます。
*震災1週間後のエコノミー症候群の頻度は、
新潟中越沖地震・東日本大震災とも約7%だったといわれています。
■エコノミークラス症候群を予防するために
○時々車の外に出て、軽い体操やストレッチ運動をしましょう
○定期的に足を動かしましょう(下図を参考にしてください)
○眠るときは足を上げて寝ましょう
○十分に水分を取りましょう(トイレを我慢しない)
○アルコール、コーヒーなどは避けましょう
○ゆったりとした服装にしましょう
○できるだけ禁煙をしましょう
○時々、深呼吸しましょう
【予防のための足の運動】
①足の指でグーをつくる
②足の指をひらく
③足を上下につま先立ちする
④つま先を引き上げる
⑤ひざを抱え、10秒間保持し、足の力を抜いて足首を回す
⑥ふくらはぎやふとももを軽くもむ (第2の心臓)
⑦ゆっくり首まわしを左右3回行う。
⑧ゆっくり深呼吸・肩の上げ下げ。
*日中は、可能な範囲で軽い足ふみや軽い散歩もしてみましょう!
*ふくらはぎにつける弾性ストッキングも有効です。
☆歩行時の息切れ、胸の痛み、片側の足の痛み、
むくみが出現した方は、早めに救護所や
医療機関の医師に相談・受診してください
*これらは、以下の資料を参考にしました
新潟県・新潟県医師会、神戸市保健福祉局
独立行政法人国立健康・栄養研究所
以下は、熊本大学政策創造研究教育センター