Dr.テレビたんスタッフブログ

(4) Drテレビたんで感じた食べることの大切さ

Dr.テレビたん担当の 松本 龍です。

8月下旬に玉名市民会館で行われた
Theたまな 食支援塾 講演の様子です!
食支援
<講演3>
Dr.テレビたんを通じて感じた 食べることの大切さ(仮)
チラシ
KKT Dr.テレビたん担当の 松本 龍 先生です。(笑)
「熊本の病院や医療についてここまで詳しいテレビマンはいない!」
とご紹介頂きました・・・!!
松本龍
著名な先生方の後ですので、
まずは軽く自己紹介から・・・。 
そして、KKT!医療ナビDr.テレビたんでどんなことを担当しているのか
Drテレビたん
お話させていただきました。
Dr.テレビたんのロケでは、いろいろな症例の手術の現場や、
ドクターヘリ、災害・高度医療、予防医療の様子を伝えてきました。
取材後亡くなられた方もいらっしゃいますが、
番組に出て、同じ病気で悩んでいる人に伝えたい! と、
多くの方と出会いました。
病院や施設と在宅で暮らすための地域包括ケアとしての関わり方。
とても充実したADL室。
集団で起立訓練を行う病院。
なんと病院の中に動物園があり、患者さんや利用者さんが餌をあげて
動物が食べるのを見て自分も元気にならなきゃと思うアニマルセラピー。
ダンスミュージックを取り入れて、リズミカルに行うパワーリハビリなど、
病院が独自で取り組む姿なども番組で伝えてきました。
番組を通じて、共通して言えることに
「楽しく生きるために食べること」 「食事を楽しむ大切さ」 が大事である
ことを感じました。
私の家の話をしました。
スミ子ばあちゃん
私は、お宮参りのヒアキから、ばあちゃんに育てられました。
ばあちゃんっ子です。
ある時、干乾びて脱水症状のように意識がなかったため、
救急車を呼び検査入院しました。
思いもよらないことを告げられました。
6cmを超える 肺がん。 転移も見られる。 ステージ4の末期がん。
余命2週間・・・。
緩和ケアか?在宅か?
89歳でしたので、抗がん剤の治療はできない。
緩和ケアか、在宅か家族で真剣に話し合いました。
在宅での環境があまりにも整っておらず、準備もできていなかったので、
緩和ケアを選びました。
緩和ケアでは、本人に合っていたようで、
ボランティアの方と仲良くなり、孫自慢など楽しくおしゃべりをして
だんだん元気を取り戻してきました。
自宅に戻れるのではないか? と思っていましたが、
がんはどんどん進行していました。
苦痛緩和の薬が始まり、幻覚を見る中、
「スイカが食べたい」 と、大好きなスイカが言葉の中に出てきました。
翌日、カットスイカを買ってきて、
スイカの果汁で口元を濡らしてあげました。
それからまもなくして亡くなりました。
ばあちゃんが、余命2週間と言われてから約3ヶ月生きられた中に、
先生、スタッフ、ケアマネ、ボランティアの方々の支えがあり、
我が家で過ごしているかのような感じで、
ばあちゃんと触れ合うことができたことに感謝しています。
また、
最期にスイカが食べたいと言ってくれたばあちゃんから学んだように、
健康で口から食べ続けるためには、
食支援
誤嚥の心配もあるかもしれませんが、
嚥下反応があれば、きざみ食やゼリー食など見た目もおいしく
五感で食べてほしいと感じました。
熊本県栄養士会 元副会長の陣内先生に教えてもらった言葉に
「シャブフィーディング」があります。
その人の好物や郷土料理、季節に応じた料理も市販されている
介護食を活用したり、口に入れもぐもぐしてから吐き出しても良い。
口から食べることが大事なんです。
私も口から食べ続けるために、110キロあるので、
ダイエット
ダイエットがんばっています。 
講演
と話しました。
この後、パネルディスカッションも開かれました。
パネルディスカッション
私も番組で知り合ったスーパーケアマネさんや、
多職種ネットワーク てとてとココロの活動などご紹介させていただきました。
ご紹介
私自身も非常に勉強になった講演でした!
Theたまな食支援塾 ~食べる幸せ 食べていただける幸せ~
の様子でした!