Dr.テレビたん担当の 松本 龍です。
11月1日ごご4時半から放送の番組Dr.テレビたんのロケで、
済生会熊本病院 に来ています。
神経内科の 米原先生です。
脳梗塞は、脳血管が詰まるなどして血流が悪くなり、
脳組織に酸素不足や栄養不足に陥っている状態で、
脳卒中のおよそ4分の3を占めています。
発症して4.5時間以内であれば、 t-PA という薬物を使用して
血管にできた血の塊を強力に溶かすことが可能な場合があります。
t-PAは後遺症が少ないことも特徴だそうです。
4.5時間以上経過した場合は、「血管内治療」を行います。
血管内治療は、カテーテルやバルーン、ステントと言われる
特殊な金属の医療器具を血栓で細くなった血管に挿入して行います。
脳梗塞の場合、カテーテルを脳血管まで進め、
(※写真提供/(株)メディコスヒラタ)
血管をふさいでいる血栓を薬で溶かしたり、
バルーンで破壊し、吸引して除去することで脳血管を再開通させます。
済生会熊本病院 の脳卒中センターで行う血管内治療は、
脳神経外科と神経内科の血管内治療専門医が一緒に行う場合が
あります。
普段から、カンファレンスや回診も連携をとっていることで、
脳の病気のほとんどが、一刻を争う対応と高度な診断・治療技術が
求められる中、済生会熊本病院 では24時間365日患者を受け入れ、
常に検査ができる万全の体制も整っていました。
しかし、このカテーテルを使った
「血管内治療」も発症後8時間以内という条件があります。
8時間を越えると血栓を除去することが出来ないため、
通常の点滴による保存的治療となります。
脳梗塞の発症時は症状が軽く、対応が遅れることも少なくありません。
※片方の手足が使いにくい
※ろれつが回らない
などの症状に気づいたら、すぐに救急車を呼びましょう。
番組では、
※「脳卒中センター」 脳神経外科と神経内科の連携
※チーム医療について
※今後の展望について お二人にお話をお聞きしました!
放送は、11月1日(土)ごご4時半から!!
ぜひご覧ください。