Dr.テレビたんスタッフブログ

(1) 一次救命処置 BLS を更新!

Dr.テレビたん担当の 松本 龍です。

一次救命処置 / BLS (Basic Life Support)の、
BLSヘルスケアプロバイダ
ヘルスケアプロバイダーコースを受講してきました。
会場には、医師や看護師 30名の中、
医師や看護師
私一人、「その他」 の職種でしっかりと受講して参りました!
(写真 一番後ろの背中が大きい人です・・・)
BLSとは、急に心肺停止などで倒れた人に対して、
アンくん
救急隊員や医師にその人を引き継ぐまでに行う
「応急処置」のことを言います。
AEDは誰でも使えます。 
AEDは機械が心電図を解析し、必要であれば「電気ショック」を行います。
なので、必要がない場合は電気ショックは行いません。
このように、正しい知識と方法を理解しておけば、
救命率が向上することが明らかになっています。
成人・小児・乳児
※成人におけるBLS/CPR(心肺蘇生法 Cardiopulmonary Resuscitation )
 では、まず 1人で救助する方法を学びます。
一人法
(1)倒れている人を発見したら、「大丈夫ですか?」と声をかけながら、
  反応の有無と、呼吸をしていないか、正常な呼吸が無く
  死戦期呼吸(あえぎ呼吸)のみであるかをチェックします。
(2)周りの人に大声で助けを呼び 119番(救急車)とAEDを要請します。
(3)頸動脈で脈拍をチェックします。
(4)CPRを実施します。
    ・正しい手の位置(胸骨下半分)
    ・1分あたり少なくとも100回のテンポ
    ・少なくとも5cmの深さ
    ・胸壁が完全に元に戻るまで待つ胸骨圧迫を行います。
胸壁が戻るまで
(5)対口感染防護具(ポケットフェイスマスク)などがあれば、
  30:2の割合で、胸骨圧迫:人工呼吸 を行います。
人工呼吸
人工呼吸時は、傷病者の胸が上がるように1秒間で空気を送り込みます。
続いて、救助者が2人いる場合のBLS/CPRです。
(6) 2人目の救助者がAEDとバッグマスクを持ってきて、
  AEDの電源を入れ、パッドを貼ります。
バッグマスク
(7) 1人目の救助者は、2人目の救助者がAEDの電源を入れ、
  パッドを貼っている間も、胸骨圧迫を続けます。
(8) 2人目の救助者は、AEDが解析できるように、
  全員が傷病者から離れるように指示し、胸骨圧迫を交代します。
(9) AEDがショックが必要であるリズムを示したら、
   2人目の救助者は全員が傷病者から再び離れるよう指示し、
   電気ショックを与えます。
このような 成人の1人法 と 2人法の BLSを繰り返し学びます。
繰り返し
明日のブログでは、小児と乳児のCPRの様子などご紹介します。

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