Dr.テレビたんスタッフブログ

(4) 運動と定期的な尿検査のススメ

Dr.テレビたん担当の 松本 龍です。

11月14日の世界糖尿病デーに くまもと県民交流館パレアで
行われた 市民公開講座 の講演の様子をご紹介します。
同じフロアの会議室で、血糖値の測定があっていました。
空腹時血糖値
お昼ご飯前で、
朝食から4時間空いていたので、「空腹時血糖値」の測定です。
血糖値測定
指先から少し血を摂り、測定器で検査します。 
でた数値は・・・。
空腹時血糖値
154 mg/dL ・・・。
???
154 !?
糖尿病
空腹時血糖値 154 は、「糖尿病型」 と診断されました(汗)
さて。 講演の続きです。
かんたん運動
球磨病院 理学療法士の 溝上 真也先生です。
メタボリック症候群によって
「高血圧」 「肥満」 「高脂血症」 「高血糖」 を引き起こしてしまう
「メタボリックドミノ」の話がありました。
メタボリックドミノ
初めのドミノは、
「食べ過ぎ」や「飲み過ぎ」 「運動不足」や「寝不足」「ストレス」などの
生活習慣の乱れから徐々に傾き始め、倒れることで、
次々とドミノが倒れあって、あっという間に
「透析」「失明」「下肢切断」「脳卒中」「心不全」など、重い病気に罹る
危険性が非常に高くなる。 とお話しされました。
ドミノを倒さないためにも、「運動の効果」が必要と、
運動の効果
座ったままでできる簡単な運動を会場のみなさんと一緒に行いました。
簡単運動
続いては、
北村先生
熊本大学大学院生命科学研究部 腎臓内科学 准教授の
北村 健一郎先生です。
腎臓の大きさは、大人の握りこぶしより一回り大きいくらいで、
ソラマメのような形をしていて、背中の真ん中あたりに左右に1つずつ、
計2つあり、
腎臓
腎臓は人が生きていく上で、
※血圧を適正にコントロールする
※ビタミンDを活性化し、骨を丈夫にする
※体内の老廃物や毒素の排泄
※赤血球をつくる働きを助けるホルモンの分泌
※血液中の水分や塩分のバランスを一定に保つ
といった、人が生きていく上で大変重要な役目を果たしています。
とお話しされました。
糖尿病を放っておくと、人工透析が必要になる可能性が高まり、
人工透析
よく、腎臓は2つあるから、1つくらい糖尿病性腎症になっても
大丈夫でしょう? と質問されますが、大きな間違いで、
2つとも同時に同程度に障害されます。 
よくある誤解
おしっこが出なくなったら、 =透析 と思って下さい。
また、糖尿病性腎症を早期に見つけるためには、
定期的な尿検査
定期的な尿検査を行ってください。
※糖尿病にならない!
   ※糖尿病性腎症に進ませない!
      ※糖尿病性腎症を進ませない!
※年に1度は尿検査を受け アルブミン尿をチェックする!
※糖尿病性腎症のことを、家族や友人に教えて下さい!
とお話しされました。
この後、質疑応答があり、
質疑応答
市民公開講座も終演しました。
終演
糖尿病にならないための予防と対策。
番組や講演を通じて、私も勉強させて頂きました・・・。
荒木教授
荒木教授。ありがとうございました!!

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