次回の放送は2017年1125日(土)1600分からだよ!みてね♪

スタッフブログ

松本 龍(まつもと りゅう)のオフィシャルブログ

打ち合わせや番組ロケの裏側、病院からのお知らせなどをご紹介します!

(4) 男性にこそ知ってほしい「子宮頸がん」

Dr.テレビたん 担当の 松本 龍です。

そして、熊本大学大学院生命科学研究部
産科婦人科学分野  片渕 秀隆 教授です。
片渕教授
赤十字健康講座 「子宮頸がん」 に参加してきました!
「男性にこそ知ってほしい ~若い女性にしのびよる子宮頸がん」と題し、
講演されました。
男性にこそ知って欲しい子宮頸がん
子宮頸がんのお話しの前に、
産婦人科に
「みなさんに質問です。 挙手してください。 
 産婦人科に行ったことがある人?」
 手を挙げた人はポツポツいました。 
「そんなことはないでしょ。 
 みなさんほとんどの人が産婦人科で産まれている。
 だから行ったことあるでしょ?」  と会場も笑いがおきながら、
産婦人科の仕事についてお話しされました。
産婦人科
「産科」 ・・・ 妊婦さんの診察とお産
「不妊」 ・・・ 赤ちゃんが出来ない女性の治療
「婦人科がん」 ・・・ 女性特有のがんの治療
「更年期」 ・・・ おばちゃんの病気の治療
「老年期」 ・・・ おばあちゃんの病気の治療    をされています。
子宮
「じゃぁ、もう一つ質問します。 子宮の大きさはどれくらいか知っていますか?」
会場のほとんどが、こぶしを握り出し・・・、
「みなさん、握りこぶしを見せていますが、そんなに大きくはないです。
 鶏の卵くらい。 6~7cmくらいです。」 と、
女性のお腹の中をビデオでみてみたり、子宮の映像を見せて頂きました。
「子宮」は私たちが生まれてくるまで育んでくれる大切な臓器。
子宮
妊娠は 「排卵」から「受精」そして「着床」することをいい、
子宮の中で赤ちゃんは10ヶ月かけて育ちます。
その子宮は 「頸部」 と 「体部」 の2ヶ所に分かれています。
子宮頸がんの細胞が、ものすごいスピードで細胞分裂しながら
増えていく様子を動画で見せて頂きました。
その動画は、
始め 7個だったがん細胞が2日ですごい数になり、どんどん増え
行き場を失うと、リンパ節などへ転移していく・・・。という
衝撃的な動画でした。
子宮頸がんはHPV (ヒトパピローマウイルス)に感染することが原因です。
多くの女性が、性行為によって一度はHPV(ヒトパピローマウイルス)に
感染します。その感染したウイルスは通常、数か月で体内から出ていきます。
HPV
このウイルスの感染だけでは子宮頸がんになりません。
 (このウイルスの関係とは無関係の子宮頸がんもあります。)
このウイルス感染が持続する環境が子宮頸がん発症の危険因子となります。
とお話しされました。
また、
夫の性行為(セックス)からみた妻の子宮頸がん発症の危険度では、
夫の性交渉の相手の数が、1人と16人以上ではおよそ10倍の違いがあり、
また、夫の性交渉の開始年齢が20歳以上と16歳以下ではおよそ8倍の
違いがある。
夫の性行動による変化、
「性交渉の相手数の増加」 や 「低年齢での性交開始」が、
妻の子宮頸がん発症の危険度を増加させている報告もありました。
だから、若い女性に子宮頸がんがしのびよっていることを、
男性にも聞いてほしいんです。
子宮頸がんのワクチンに関しては、
9歳~26歳の女性への接種が推奨されていて、
ワクチン
特に11~12歳が最適とされています。
その理由が3つあり、
(1)HPV(ヒトパピローマウイルス)感染前であること。 (性交渉未経験)
(2)接種後の抗体価が高いこと。
(3)理解と自覚が可能な年齢であること。 を挙げられました。
ワクチン
ワクチンを打ちましょう!ということを言いたいのではなく、
打たないのであれば、なぜ打たないのか、
その場合どうすれば(定期的な検診など)いいのか、家族できちんと
話すいい機会にしてほしい。
「子宮頸がん」をきっかけに「性交渉」を教えるいい機会にしてほしい。
がん検診
10代に「がん検診に行きなさい」というのは酷かもしれないが、
なぜ「がん検診が必要なのか?」 
性交渉を一度でも経験すれば、「子宮頸がんの危険性は必ずある」
ことをしっかり認識し、
自分の命が危険だと感じたら自分で動くことが大切だ。
と教えて頂きました。

会場からも、阿南里恵さん・片渕教授に質問が出ました。

Q.治療費の工面や、費用で苦労されたと思いますが、どのくらい
 かかりましたか?
A.保険診療で個人負担が60万程度。その前後に、放射線治療や
 抗がん剤治療を含めると 100万円単位になります。
 その他、通院費やウィッグなどの準備物や、その後の検査費用など、
 月に数万円かかります。
お答え
Q. HPV(ヒトパピローマウイルス)による感染は、子宮のみですか?
A.性器を中心に咽頭部、口腔、肛門でも感染が認められます。
Q.子宮頸がんワクチンの副作用はどんな症状がでますか?
A. 痛み、かゆみ、腫れ、頭痛など比較的に多く、
  まれに、じんましんや発熱、ごくまれに知覚障害やしびれ感が
  でます。 頻度は不明ですが失神もあります。
とお答え頂きました。
「子宮頸がん」について知る、非常に役に立った講座でした。

KKT!医療ナビDr.テレビたん