Dr.テレビたんスタッフブログ

(4) 健診センター ABC検診とAICS検査

Dr.テレビたん担当の 松本 龍です。

11月30日(土) 放送の番組Dr.テレビたんのロケで
熊本市南区の 熊本中央病院 の健診センターに来ています。
健診センター
熊本中央病院 の健診センターでは、各科の専門医による画像診断が
行われ、総合的な健診を行っています。
松下所長にお話しをお聞きしました。
松下所長
256列マルチスライスCT検査では、
256列CT
ごく小さな早期の肺がんが発見でき、
メタボリック・シンドロームとの関係が指摘されている内臓脂肪量の測定も
行っています。
従来のCT検査に比べ、放射線被ばく量も 1/10以下に低減されたのも
特徴です。
MRI検査では、
MRA
造影剤を使うことなく、脳血管、心臓の頸動脈、大動脈を検査することで、
脳卒中や、
脳卒中
虚血性心臓病、大動脈瘤破裂などの重篤な病気を未然に防ぐことが
できます。
松下所長
番組ではご紹介できないのですが、
がん検診で血液検査による がんのリスク評価、
 「ABC検診」 と 「AICS検査」についてお話しをお聞きしましたので
スタッフブログでご紹介します!
◆ 胃がんのリスク分類 「ABC検診」
ヘリコバクターピロリ菌といって、幼少時に人に感染し、胃に住み着き
慢性胃炎を引き起こします。
胃がん、萎縮性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などさまざまな病気の
引き金となります。
また、ペプシノゲンと呼ばれる、胃の消化酵素検査とを組み合わせた
2つの血液検査から胃がんのリスクを分類する 「ABC検診」を
行われています。
ヘリコバクターピロリIgG抗体とペプシノゲン検査の判定で、
A群 : 健康的な胃粘膜で胃疾患の危険性は低いと考えられる。
B群 : 消化性潰瘍などに留意する必要がある。
C群 : 胃がんの高危険群と考えられる。
D群 : 胃がんのより高危険群と考えられる。
と、4群に分類されます。
健診センター
◆ がんのリスク スクリーニング検査 「AICS検査」
「AICS検査」とは、血液中に含まれる 約20種類のアミノ酸の濃度を測定し、
解析することで、そのバランスから がんであるリスクを予測する
「がんリスク スクリーニング検査」 のことを言います。
一度の採血で、複数のがんを同時に検査することが可能で、
早期がんの発見にも期待できるそうです。また、がんのリスクが高かった場合、
疑いのあるがんに絞って精密検査及び定期的に検査を受けることができます。
<男性 AICS4種>
 ※胃がん ※肺がん ※大腸がん ※前立腺がん
<女性 AICS5種>
 ※胃がん ※肺がん ※大腸がん ※乳がん ※子宮がん・卵巣がん(★)
 
<女性 AICS2種>
 ※乳がん ※子宮がん・卵巣がん(★)
(★)子宮がん・卵巣がんは、「子宮頸がん」「子宮体がん」「卵巣がん」の
  いずれかのがんであるリスクについて予測することができ、
  それぞれのがんのリスクについてはわかりません。
  また、妊娠されている場合は、AICS値に影響があるので検査は
  受けられません。
健診センター
人間ドックの全てのコースに、メタボリック・シンドロームの検査である
特定健診の検査項目が含まれています。
胃がんリスク検診 「ABC検診」 や、 
がんリスクスクリーニング検査 「AICS検査」 は
人間ドック検診当日に実施する追加オプションの項目です。
松下所長
料金は、
胃がんリスク検診 「ABC検診」 ・・・ 4,200円
がんリスクスクリーニング検査 「AICS検査」 ・・・ 18,900円
脳ドック ・・・ 36,750円    です。
脳ドック
受診されるコースや、年齢によってオプションも制限がありますので、
詳しくは、熊本中央病院 健診センターへお問い合わせください。
096-370-3111 (代表)  (内線 3200 ・ 3215)  平日 午前9時~午後4時
受付け
放送は、30(土) ごご1時半からですよ!
お楽しみに♪

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