Dr.テレビたん担当の 松本 龍です。
11月30日(土) 放送の番組Dr.テレビたんのロケで
脳動脈瘤が見つかっても現時点においては、どの脳動脈瘤が破裂するかを
診断する手段がないので、患者さんが治療を希望される場合は、
破裂する前に治療することが選択肢とでてきます。
脳動脈瘤は、脳の血管、動脈の一部が、
風船のような 「こぶ状」 になっている状態です。
ただし、動脈瘤があるからといって、必ず破裂するわけではないそうです。
脳動脈瘤の治療法は、定期的にCTや、
MRIにて経過観察したり、
手術の場合は、頭を開けて、
脳動脈瘤と親動脈の間をクリップで留める 「クリッピング開頭手術」 と、
足の付け根の太い動脈(大腿動脈)や腕に針を刺して、カテーテルを通して、
プラチナで出来ている細く柔らかいコイルを脳動脈瘤の中に入れる
「コイル塞栓術(脳血管内手術)」 があり、
熊本中央病院 では、主に コイル塞栓術を行われています。
頭を開けずに治療できるので、
入院期間が短く、手術した痕も残らないのが特徴です。
開頭しないで、動脈穿刺のみで治療ができ、
複数の動脈瘤を一回の穿刺で行えるため、高齢者にも可能な手術法です。
ただし、脳動脈瘤の大きさや、形状、部位によっても変わるので、
予測できる破裂率と治療の安全性のバランスを考えて上での治療を
判断されるそうです。
再発率としては、開頭手術よりは高いので、術後の定期的なケアが
必要だと教えて頂きました。
番組では、「脳動脈瘤のコイル塞栓術」について
詳しくお伝えいたします!
明日のブログでは、健診センターの様子をご紹介します!
番組は 30(土)ごご1時半から放送です!!
お楽しみに♪