「手足口病」 も 「ヘルパンギーナ」も元々は別の病気ですが、
どちらも乳幼児の疾患で、同じエンテロウィルス属のウィルスで、
「コクサッキーウィルス」が影響し、全身の発疹として一緒に発症しました。
口の中にも小さい発疹や、口の奥にも、水泡として出来ています。
(写真提供:天野整形外科・あまの皮ふ科/皮膚疾患最新の治療より )
「手足口病」の症状は
・・・ 手のひら、足の裏、口の中などに、発疹や水泡が出来、
あまり高熱が続くことはあまりありませんが、
発熱、食欲低下、倦怠感、口の中の痛み(口内痛)などあります。
「ヘルパンギーナ」の症状は
・・・ 夏かぜの代表的なもので、突然高熱が出て、口の奥に水泡が
でき、2~4日続く ノドの痛み(咽頭痛)が症状です。
うまく症状を伝えられない小さなお子さんの場合、
不機嫌、食欲不振、水分を取らない、ミルクや母乳を飲まない
などあります。
ウィルスも数種類あるため、「一度罹ったからもう罹らない」のではなく、
違うウィルスによって、また感染する可能性 があります。
「手足口病」 も 「ヘルパンギーナ」 も
患者の便や、咳、くしゃみなどから感染しますので、予防法としては、
排便処理後や食事前、調理前の手洗いやうがいを行うことが大事です。
これといった薬がありません。
1週間から10日程で治るそうですが、
まれに髄膜炎になる危険性もあるので、
高熱が続いたり、嘔吐を繰り返したりする場合はすぐに病院で
診てもらうようにしてください。
どちらの病気も子どもがかかりやすい病気ですが、大人もかかる可能性があります。
大人がかかった場合、重症化することもあります。
大流行した2011年 私も 「手足口病」に感染しました。
とにかく口の中が痛く、痛みがあるのでご飯も食べたくなかったり、
それだけでなく、手のひらも痛みがあり、箸はうまく持てないし、
パソコンのマウスも触れない・・・。 そんな症状でした。
これから食中毒も怖い時期に入ります。
「手洗い」 「うがい」 は、
常日頃から行うことが病気の予防につながる ですね!
詳しくは、 Drテレビたん 県内の感染症情報
ページをご確認ください!