Dr.テレビたんスタッフブログ

大人も要注意の 「手足口病」とは!?

Dr.テレビたん担当の 松本 龍です。
全国的に猛威を奮っている 「手足口病」
大流行となった2011年に次ぐ多さになっている様子です。
熊本県健康危機管理課の報告によりますと、
熊本県全体としては減少傾向にありますが、引き続き
「警戒レベル」だそうです。
また、手足口病と同じく「ヘルパンギーナ」も「警戒レベル」です。

「手足口病」 も 「ヘルパンギーナ」も元々は別の病気ですが、

どちらも乳幼児の疾患で、同じエンテロウィルス属のウィルスで、

 「コクサッキーウィルス」が影響し、全身の発疹として一緒に発症しました。



手足口病は、 この写真のように、手や足、

手のひら

口の中にも小さい発疹や、口の奥にも、水泡として出来ています。

口の中

(写真提供:天野整形外科・あまの皮ふ科/皮膚疾患最新の治療より )

 

 

 

 

「手足口病」の症状は

 ・・・ 手のひら、足の裏、口の中などに、発疹や水泡が出来、

   あまり高熱が続くことはあまりありませんが、

    発熱、食欲低下、倦怠感、口の中の痛み(口内痛)などあります。

 

「ヘルパンギーナ」の症状は

 ・・・ 夏かぜの代表的なもので、突然高熱が出て、口の奥に水泡が

   でき、2~4日続く ノドの痛み(咽頭痛)が症状です。

   

   うまく症状を伝えられない小さなお子さんの場合、

   不機嫌、食欲不振、水分を取らない、ミルクや母乳を飲まない

   などあります。

 

 

ウィルスも数種類あるため、「一度罹ったからもう罹らない」のではなく、

違うウィルスによって、また感染する可能性 があります。

 

 

「手足口病」 も 「ヘルパンギーナ」 も

患者の便や、咳、くしゃみなどから感染しますので、予防法としては、

排便処理後や食事前、調理前の手洗いやうがいを行うことが大事です。

 

 

これといった薬がありません。

1週間から10日程で治るそうですが、 

まれに髄膜炎になる危険性もあるので、

高熱が続いたり、嘔吐を繰り返したりする場合はすぐに病院で

診てもらうようにしてください。

 

どちらの病気も子どもがかかりやすい病気ですが、大人もかかる可能性があります。

大人がかかった場合、重症化することもあります。

大流行した2011年 私も 「手足口病」に感染しました。

とにかく口の中が痛く、痛みがあるのでご飯も食べたくなかったり、

それだけでなく、手のひらも痛みがあり、箸はうまく持てないし、

パソコンのマウスも触れない・・・。 そんな症状でした。


 

これから食中毒も怖い時期に入ります。

「手洗い」 「うがい」 は、

常日頃から行うことが病気の予防につながる ですね!



詳しくは、 Drテレビたん 県内の感染症情報
ページ
をご確認ください!


KKT!医療ナビDr.テレビたん