Dr.テレビたん担当の 松本 龍です。
熊本県健康危機管理課の報告によりますと、
「手足口病」の患者報告数が「警戒レベル」を超えたそうです!
まだ、警戒レベルには達していませんが「ヘルパンギーナ」も
増加傾向になり注意が必要です!!
●手足口病は、 この写真のように、手や足、
口の中にも小さい発疹や、口の奥にも、水泡として出来ています。
(写真提供:天野整形外科・あまの皮ふ科/皮膚疾患最新の治療より )
「手足口病」 も 「ヘルパンギーナ」もエンテロウィルス属のウィルスによって
引き起こされるそうです。
「手足口病」の症状は
・・・ 手のひら、足の裏、口の中などに、発疹や水泡が出来、
あまり高い熱は出ないのが症状です。
「ヘルパンギーナ」の症状は
・・・ 夏かぜの代表的なもので、突然高熱が出て、口の奥に水泡が
できるのが症状です。
「手足口病」 も 「ヘルパンギーナ」も元々は別の病気ですが、
どちらも乳幼児の疾患で、同じエンテロウィルス属のウィルスで、
「コクサッキーウィルス」が影響し、全身の発疹として一緒に発症したようです。
ウィルスも数種類あるため、「一度罹ったからもう罹らない」のではなく、
違うウィルスによって、また感染する可能性がある そうです。
6月から7月にかけて、流行します。
「手足口病」 も 「ヘルパンギーナ」 も
患者の便や、咳、くしゃみなどから感染しますので、予防法としては、
排便処理後や食事前、調理前の手洗いやうがいを行うことが
大事との事です。
これといった薬がありません。
1週間から10日程で治るそうですが、
まれに髄膜炎になる危険性もあるので、
高熱が続いたり、嘔吐を繰り返したりする場合はすぐに病院で
診てもらうようにしてくださいとの事でした。
これから食中毒も怖い時期に入ります。
「手洗い」 「うがい」 は、
常日頃から行うことが病気の予防につながる ですね!
詳しくは、 Drテレビたん 県内の感染症情報 ページをご確認ください!