Dr.テレビたんスタッフブログ

熱中症に気をつけて!

Dr.テレビたん 担当の 松本 龍です。

雨が降ったり、晴れたらとても暑かったり・・・。

みなさん体調管理は大丈夫でしょうか?

さて。この7月から8月にかけてピークとなるのが 「熱中症」

先週の土曜日に私の友人のお子さんが、サッカーの試合の後

軽い熱中症になったそうです。

 

以前Drテレビたんや、KKTの番組でも、 

「熱中症は死ぬ病気です」  

「気を付けないと、亡くなってしまう危険性の高い病気」だと

特集しました。

 

 

今日は、繰り返しになりますが、これから

「バーベキュー」「夏祭り」や「夏フェス」、「スポーツ大会」と

外出する機会も増えることが多くなりますね!

熱中症に注意する方も増えてきましたが、

「プール」でも熱中症になるリスクが高いことも付け加えます!

「屋外プール」は、「外」に設置されていますね。

休憩場所など直射日光が当たる部分は注意が必要です!!

「屋内プール」の場合、直射日光は当たりませんが、

湿気が多いな~と感じたことはありませんか?

室温が高く、湿度に至っては90%を超えることもあるので

「高温多湿」の状態になります。

高温多湿の状態では、身体の熱が逃げにくくなるので熱中症に

なりやすいそうです。

水の中で泳いでいるときは汗をかいている実感はありませんが、

体にかかる負担も大きく、汗もかきます。脱水症状になる可能性も

あるので、ここでも「水分補給」はかかせません!!

「熱中症」の予防法をお伝えします。

 

<熱中症の症状>  3段階に分かれます。

熱中症の症状と分類

Ⅰ度 (軽度の症状)

  ・・・ めまい、 失神、 筋肉痛、 大量の発汗

Ⅱ度 (中度の症状)

  ・・・ 頭痛、 吐き気、 嘔吐、 身体がだるい、 集中力の低下

Ⅲ度 (重度の症状)

  ・・・ 意識障がい、 けいれん、 手足の運動障がい   

 

 

<熱中症の対処法>

 

 ※ 涼しい場所 へ避難させる

 ※ 衣服を脱がせ、身体を冷やす

   (霧吹きなどで常温の水を体全体にかけ、風を当てると効果的。)

 ※ 水分・塩分を補給する

     

 

<熱中症の予防法>

  (外出時)

 ※ 水分補給をこまめ (1時間に2、3回 コップ1杯の水)に取る

 ※ 通気性の良い、体温調整しやすい服を着る

 ※ 休憩をこまめにとる (日陰を利用する)

 

  (屋内時)

 ※ 水分補給 (枕元にも コップ1杯のお水を置いておくなど)

 ※ 部屋の温度に気を付ける

 

 

<ポイント!!>

(1) 高齢者の方は特に注意が必要

 ※エアコンのリモコンが 「暖房」 のままになっていることがあるそうです。

 ※のどの渇きを感じていなくてもこまめに水分補給が大事だそうです。

 

 

(2)まわりが協力して 「声かけ」 が大事

 ※部活動時に、気分が悪くなり、先生から「日陰で休んでなさい!」と

  言われることがありますが、「休んでなさい!」が危ないとのことです!

  放置されたままだと、その間に「意識障害 (症状のⅢ度)」が起きてしまう

  こともあるそうです。 

  まわりが気を配り、声をかけあうことが大事だそうです。

 

 

(3)節電を意識し過ぎて、熱中症予防を忘れないように

 ※節電を意識し過ぎて健康を害してしまう事があるそうです。

 ※気温が高い日や湿度の高い日は、無理な節電はせず、適度に扇風機や

  エアコンを使用させるようにおっしゃられていました。

 

 

(4)霧吹き+扇風機

 ※手軽で一番有効な体温調節法だそうです。

  常温の水を霧吹きで身体全体にかけ、

  扇風機などで風を当てるとよいそうです。 

 

(屋内の場合、霧吹き+扇風機)

霧吹きと扇風機

 

(屋外の場合、霧吹き+うちわ) など。

屋外の作業時でも、霧吹きは100円ショップにも売ってありますし、

小型の霧吹きを常備しておいた方が良いですね!

 

 

また、夏のイベント・夏フェスの会場では、首から下げて使える、

ミストスプレー付きの扇風機が売ってあります。 

 

 

ぬるま湯や常温の水を吹きかけて、扇ぐだけで、

ものすごく涼しくなります。

 

これは、「気化熱」を利用して、体温を調整してくれるからなんです!!

 

 

 

Ⅲ度の 意識障害など出た場合は救急車を要請して、医師の診断を

受けてくださいとの事でした。

 

 

節電を意識し過ぎて無理やガマンをせず、扇風機やエアコンを利用する。

適度な水分を補給する。 

体温調節しやすい服を着る。

周りも「声かけ」などの協力をする。

 (小さなお子さんや高齢者の方、障がいをお持ちの方など、

 体温調整がうまくできない人が近くにいる場合は、気を配ることが大切です)

プールでも熱中症になるリスクがあること。 

 

これからの季節。熱中症に気をつけてください!

  

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