Dr.テレビたん担当の 松本 龍です。
4月27日(土) ホテル熊本テルサ テルサホールにて行われた
熊本赤十字病院×Dr.テレビたん
こども医療センター 開設一周年記念フォーラム
「知っておきたい こどもの急な病気やけがの対処法
~みんなで支える こども医療~」 を写真で振り返っています!!
今日のブログでは、健康相談Q&Aの様子をお届けします!
Q1. 急な発熱の正しい対処法がわかりません。
38度以上という目安をよく聞きますが、体温計で計るたびに違って
本当に信じて良いのかわからず、病院に行くのをためらってしまいます。
A1. よく観察し、高熱が続いていて、いつもと様子が違う場合は
病院へ連れて行きましょう。
Q2. 頑固な便秘で退院、最近は少し良くなったが、便が硬く、
薬が手放せません。これは体質なのか、それとも治療で良くなりますか?
A2. 硬いと出せない。日にちが経つともっと硬くなる。
浣腸や整腸剤など毎日せず、食生活を見直し、
油ものではなく、繊維質をとるようにする。
小児の場合、トイレでうんちしてもダメな場合、牛乳を飲ませる。
500ml以上飲ませるのは逆効果。 便が硬くなります。
100ml~200mlくらいで良いです。
Q3. 3歳の女の子がいます。関節が抜けてあわてたことがあります。
これはクセになりますか? 予防法はありますか?
A3. 未発達の時に、ひっぱったりして骨が移動し、ひびが内側に入ります。
子どもの靭帯や骨の成長で小学生くらいになると良くなってきます。
Q4. 遊んでいて頭を打って腫れたり、頭から落ちたりすることがありますが、
様子はどの程度みたら良いのでしょうか?
元気そうなら放置して大丈夫でしょうか?
A4. 吐くなどしたら病院へ。
しっかり頭を打ってから最初の2時間くらいよく見て対応しましょう。
様子を見ている間に症状が悪くなるようでしたら病院へ連れて行きましょう。
Q5. 花火でやけどしたときの対処法を教えてください。
A5. まずはすぐ冷やすことです。
熱いので、深くなる可能性があるので、できるだけ早く医療機関へ
連れて行きましょう。 屋外で冷やせる環境がない場合、
花火の時はバケツに水を用意するでしょうから、汚れていないときは
バケツの水を利用しましょう。ペットボトルの水やお茶でも良いです。
すぐ冷やすことが大事です。
Q6. こどもがノドに異物を詰まらせた時はどのように対処すれば良いですか?
A6. 背部叩打法と胸部突き上げ法を繰り返し行います。
異物が取れた後は医療機関を受診しましょう。
Q7. PICUが完成して1年経つと聞きましたが、ICU との違いは何ですか?
A7. ICUは全年齢が対象です。
ですので、大人でICUが埋まっていたり、治療器具のサイズも異なるので
治療が遅れることもありました。
PICUは子ども専用の治療で、治療器具も専用のサイズです。
何時間も早く治療ができるのが特徴です。
これまではICUで、大人の方の対応後、お子さんの治療法に頭を
切り替えることがあり医師やスタッフも大変だったが、PICUでは、
お子さんだけに集中してできるようになったことも非常に大きなことだと
思います。
などの話がありました。
お越し頂いたみなさん。ありがとうございました!!
講演のまとめです!