Dr.テレビたん担当の 松本 龍です。
4月27日(土) ホテル熊本テルサ テルサホールにて行われた
熊本赤十字病院×Dr.テレビたん
こども医療センター 開設一周年記念フォーラム
「知っておきたい こどもの急な病気やけがの対処法
~みんなで支える こども医療~」 を写真で振り返っています!!
熊本赤十字病院 関節外科部長
宮本 和彦 先生には、こどもに多く見られる骨折 について講演頂きました!
骨折したかも? と思ったら、応急処置はどのようにすればよいか?
こどもの骨折の特徴や、骨折の治療についてお話頂きました。
こどもの骨折は、その原因が、遊んでいる際の転倒や転落によるものが
多いため、上肢(手、腕、肘など)に発生するものが大半です。
中でも肘関節付近の骨折が半数以上を占めていますが、
こどもは骨折してもさほど痛みを訴えないことがあったり、
骨折部が大きくズレず、しなるように折れることがあるので、
当初は打撲と思っていて、「後で骨折が判明する」こともあるそうです。
骨折したかも? と思ったら、
痛みがある部位が腫れたり・出血していないか?
上肢が痛い場合、 グー・チョキ・パーができるか?
指先の色が悪かったり、しびれていないか?
いずれかの症状がある場合は、すみやかに病院へ。
脱臼を伴う骨折の話や、上肢の応急処置では
※痛むところをできるだけ冷やす。
※痛みがある部位を簡易的に固定する。
(添え木、傘、段ボール片など)
→近くの関節ができるだけ動かないように固定することがポイント
続いて、
熊本赤十字病院 看護師長の 坂本 清美さんに、
こどもへの救急時対応について(幼児安全法) を
休憩後に講演頂きました。
こどもが、ものをつかんだり、はいはいや伝い歩きをするようになると、
手に触れたものを何でも口に入れるようになり、誤飲が起こります。
また、こどもは飲食物を飲み込むとき、気道に入らないようにするノドの働きが
未熟なため、口にいれたものを誤って気道に飲み込み、
誤嚥(ごえん)も起こります。
たばこを飲み込んだ場合は、口の中に残っているたばこを拭い取り、
口に指を入れて吐きださせます。
※吐かせる目的で水を飲ませては絶対にダメ!
※水に浸っていたたばこを食べたりその液を飲んだ場合は
すぐに医療機関へ連れていきましょう!
→ ニコチンが水に溶けやすく体内に吸収されるので 「水」を飲ませない!
また、乳児の気道異物除去法として、
「背部叩打法」 ・・・ 頭を下げるようにうつ伏せにし、背中の真ん中を
手のひらで叩き、指二本を使い、力強く数回連続して圧迫する。
「腹部突き上げ法」・・・ 頭を下げるように仰向けにし、
上腹部(へそのすぐ上、みぞおちより下)を圧迫する。
方法の指導がありました。
明日のブログでは、健康相談Q&Aの様子などをお届けします!
おっ楽しみに♪