Dr.テレビたん担当の 松本 龍です。
6月16日(土) 市民会館崇城大学ホール 大会議室にて行われた
鶴田病院 × Dr.テレビたん 市民公開講座
がん治療における温熱療法「ハイパーサーミア」とは? を
写真で振り返っています!!
今日のブログでは、第2部 健康相談Q&A
~質疑応答を兼ねた座談会~ の様子などをお届けします!
司会進行は、引き続き番組リポーターの 吉田 恵理さんが担当。
そして、座長として、鶴田病院 診療部長の鶴田 豊先生に務めて頂きました。
1部で講演された、今田先生と川畑先生も参加され、
事前にみなさんから頂いた質問に答えて頂きましたよ!!
<50代女性 (無職)の方からの質問>
Q1. 以前、他の病院でハイパーサーミアの治療を行っていたが、
あまり効果がなかった。どのように変わったのか、また
なぜハイパーサーミアを導入したのかお聞きしたい。
A1. (今田)
がんの患者さんすべての人に効果があるとは言えません。
ハイパーサーミア単独での治療ではなく、抗がん剤治療などと
併用し、治療の計画を立てることが重要です。
<30代男性 (会社員)の方からの質問>
Q2. 保険診療なのか、治療に対する料金はいくらくらいかかるのか
教えてほしい。
<60代男性(無職)の方からの質問>
Q3. ハイパーサーミア現在治療中ですが、保険適用に今後なる可能性は
ありますか?またがんが再発していませんが再発予防に効果は
ありますか?
<40代女性(会社員)の方からの質問>
Q4. ハイパーサーミアは、保険は効きますか?また、混合診療については
どう進みますか?
<40代男性(会社員)の方からの質問>
Q5. 妻が抗がん剤治療を受けています。どうしても体に負担がかかるので
代替治療法の一つとして以前から興味を持っていました。
A2・3・4・5. (今田&川畑)
保険診療は治療に対して決まっている点数があり、
医療費、それ以外に新しい抗がん剤や認可が取れていないものを
保険診療に組み入れてしまうと、「自由診療」扱いになってしまう。
混合診療(保険診療+自由診療)については医療の不公平が
出てしまうのでなかなか認められていない。
ハイパーサーミアも保険点数で決められている治療期間などある。
今後、大学病院等のタイアップや、他科との連携をとっていきたい。
請求も病院によって違うところがあり、ハイパーサーミア学会で
1連の治療を2ヶ月とし取りまとめるように動いている。
ハイパーサーミアは、保険診療も安く設定されているので、
ぜひ続けていってほしい。熊本には3病院にハイパーサーミアが
導入されているので、保険請求に関しても、病院間で協議して
いきたい。
<50代女性 の方からの質問>
Q6. 温熱療法は、がん進行のどのタイミングから受け始めるのが
有効でしょうか?
A6. (今田・川畑)
がんが見つかった一番最初に温熱療法を始めるのが一番の
タイミング。1つの抗がん剤をずっと長く使うことががん治療において
とても大事なことなんです。
天草の病院にいたとき、末期の末期の患者さんが治療に来られた。
ハイパーサーミアの治療について認知されてきて、早期の方へも
来てもらえるようになってきた。
明日のブログでも、健康相談Q&Aでお答え頂いた質問をご紹介致します!