Dr.テレビたん担当の 松本 龍です。
6月16日(土) 市民会館崇城大学ホール 大会議室にて行われた
鶴田病院 × Dr.テレビたん 市民公開講座
がん治療における温熱療法「ハイパーサーミア」とは? を
写真で振り返っています!!
今日のブログでは、今田先生の講演の様子などをお届けします!
講演タイトルは
「がんの集学的治療における温熱治療(ハイパーサーミア)の役割」 です!
今田先生の患者さんは非常に多く、この日も午前中は北九州の病院で
診療を行われていました。
13時。 大雨で九州新幹線が運転見合わせになり、博多駅で足止めに!
「講演に間に合わないのでは!?」
「講演スケジュールを変更しよう!」
「今田先生にはタクシーで向かってもらおう!」
「高速道路も南関-人吉間で通行止め!?」
すでに開場しており、お客さんも入られている中、
熊本に来られない場合の進行を担当者間で打ち合わせしながら、
今田先生に連絡。
わりと冷静に、「新幹線の運転再開を待ちます。」
さすが今田先生! その後新幹線も再開し、会場に14時入り!!
進行も通常パターンで行いました!!
「温熱療法だけやっても効きません。それは、温熱療法は、がん治療の
切り札ではないからです。」 と話されました。
がんには、さまざまな種類があり、
放射線治療だけでは、がんを死滅させることができない場合など、
放射線治療や、がんに有効とされている化学療法にこの「温熱療法」を
組み合わせることで、より高い治療効果が得られるそうです。
外に飛び出している、がんには温熱療法が非常に有効だそうです。
ハイパーサーミアは、電子レンジの原理で体内を温めます。
がん細胞が43度以上の熱に弱く、体に影響が少ないRF(ラジオ)波を
使い血流が悪いがん細胞だけを温めます。
また、抗がん剤を投与しながら治療すると効果が上がります。
抗がん剤はある程度まとまった量が必要です。
1番はじめに使った薬をずっと使うのが長く生きられることにもつながります。
その為に、温熱療法でがん細胞を温めることで血流も良くし、
抗がん剤の量も少なくできるので、その分抗がん剤の投与期間も長く
使うことができるそうです。
治療は不可能と言われ、ホスピスに行くように言われた人も、
温熱治療と併用治療したことでずいぶん回復されたそうです。
「温熱療法を使用して損はない」
温熱療法は魔法の治療ではありませんが、
「奇跡」を起こしてくれる可能性のある治療法です! と
熱く語られました。
みなさん本当に熱心に講演を聞かれていました。
明日のブログでは、第2部 座談会の様子を振り返ります!
おっ楽しみに♪