次回の放送は2017年1029日(日)1500分からだよ!みてね♪

スタッフブログ

松本 龍(まつもと りゅう)のオフィシャルブログ

打ち合わせや番組ロケの裏側、病院からのお知らせなどをご紹介します!

(1) 救急・災害時のトリアージ くわみず病院

Dr.テレビたん担当の 松本 龍です。

トリアージ・タッグ

さっそくですが、私が左手に持っている 黒・赤・黄・緑のタグがついた札を

みなさんご存じですか?

 

 

これは、「トリアージ・タッグ」と呼ばれる識別表で、地震などの災害時や

非常時には、短時間に多くの方がケガをし、医療機関での診療や治療が

必要になります。 その際に、「病気やケガの緊急度や重症度」を

判定して「治療や搬送の優先順位を決める」ための目安になる札です。

これは、「簡易カルテ」としても利用します。

 

 

熊本市中央区神水にある、くわみず病院のリハビリ室です。

くわみず病院リハビリ室

 

5月31日 くわみず病院 にて救急学習講演会がありました。

テーマは 「 救急・災害時のトリアージ 」と題し、

救急・災害時のトリアージ

熊本赤十字病院 救命救急センターの 奥本 克己先生が講演されました。

奥本先生

 

さっそく難題です。

5月31日 19時 (ちょうど講演が始まった時間です)

県庁通りでバス同士の衝突事故が発生。

多数の傷病者が閉じ込められている模様。

救急隊が現場でのトリアージを求めています。

くわみず病院にも多数の傷病者が来そうです。

さぁ、どうしますか?

「さぁ! どうしますか?」 「誰が現場にいきますか?」

「どこで誰が、多数の傷病者のトリアージを行いますか?」 など質問です。

 

これは、昨年3月11日 東日本大震災時の石巻赤十字病院での様子です。

石巻赤十字病院

 

毎日(平常時) 12台の救急車が 石巻赤十字病院に搬入されます。

3月11日(地震当日) は 14台

翌日の12日は、 104台

13日は、 94台。 14日は、150台。 15日は、62台。

16日は、 98台。 17日は、100台の救急車が搬入されたそうです。

救急車の搬入数

 

地震が起きた日が14台って少ないと感じませんか?

少ないと感じませんか?

 

そうなんです。 地震が起きた 3月11日は、

救急車も津波で流されてしまい、救急車での搬入ができなかったのです。

翌日の12日からは、全国から救急車の応援もあり、搬入が広がりました。

 

 

戦争があった時代にも 「トリアージ」は行われていたそうで、

戦場救護所では、「軽度の負傷者から優先的に治療」していたそうです。

これは、治療を行いすぐに前線へ復帰させる意図があったようです。

 

現代では、通常の医療は 「個々の患者さんへ最良の医療を行うこと」が

大事ですが、災害医療では 「最大多数への最大医療」 が大事。

そこで、災害時医療対応の原則が生まれました。

CSCATTT

CSCATTT (災害時医療対応の原則)

Command & Control:指揮と連携

Safety:安全

Communication:情報伝達

Assessment:評価

Triage:トリアージ

Treatment:治療

Transportation:搬送

トリアージ・タッグ

そして、トリアージの際に重要な判断基準

START (Simple Triage and Rapid Treatment) 法について学びました。

 

 

明日のブログでは、START法や、トリアージの問題点などお伝えします!

KKT!医療ナビDr.テレビたん