Dr.テレビたんスタッフブログ

(2) 写真で振り返る 医療フォーラム! 講演の様子!

Dr.テレビたん 担当の 松本 龍です。

 

 5月12日(土) 熊本赤十字病院 多目的ホールにて行われた、

 熊本赤十字病院 × Dr.テレビたん

 新センター開設記念フォーラム  救急医療と小児医療のいま

~総合救命救急センター・こども医療センター開設を記念して~を

大勢の方に

写真で振り返りたいと思います。

 

 

司会進行は、

番組 Dr.テレビたんリポーターの 吉田 恵理さん!!

吉田恵理さん

 

 

熊本赤十字病院 院長の 一二三先生です。

一二三院長

総合救命救急センター・こども医療センターを開設するに至った話や、

これから講演されるお二人の先生のご紹介など、ご挨拶があり、

いよいよ、フォーラムがスタートしました!

 

 

第1部  生命(いのち)輝かそう熊本赤十字病院

   ~安心安全快適な病院への一(いち)地方病院のささやかな試み~

生命輝かそう

と題して、全国自治体病院協議会会長、赤穂市民病院名誉院長の

邉見 公雄先生に講演頂きました。

 

邉見先生。 いきなり 手話でごあいさつです。

手話でご挨拶

 

内容説明のために、私もマイクフォローにステージへ!!

私もマイクフォローに

邉見先生: 「みなさん、あらためましてこんにちは。手話でご挨拶させて

 いただきましたが、ほとんど伝わっていないと思いますので訳させて

 いただきます。 手で水平に大きく円を描くようにして「みなさん」、

 両手の指でお辞儀する形をつくって「こんにちは」

 私の名前「ヘンミ」と 私の町「赤穂」 と「病院」のトップ「院長」です。

 「よろしく」と手話をさせていただきました。

 私は田舎の病院で、院長をやってきまして今は名誉院長になりました。」

 などご挨拶がありました。

 

手話には

邉見先生: 「赤穂という町は小さい町です。大部屋4人のうち1、2人は

 誰か知っている人がいるということがよくあります。「あの人は弱って

 きたなー」と心の中で思えばいいのですが、播州赤穂駅で「〇〇さん、

 弱ってるぞ。市民病院に入院しとる。急いで見舞いに行ったれや!」と

 いうと、それが町中に広がります。

 そうすると、私がまた議会に呼ばれて

 「プライバシー保護はどうなっているのか?」と叱られます。」

 

など赤穂の町と、赤穂市民病院での様子を包み隠さずお話されました。

 

冒頭のあいさつ 手話にも奥深い理由がありました。

 

西暦2000年の世界ボランティア年に、手話教室を開く話があったので

それに出かけ、「手話の初級」の資格を取られたそうです。

 

そうすると病院の風景も変わり、いままで来られなかった

聴覚障害がある、ろうあの方も来られるようになり、手話で意思疎通を

したいけども、私があまりにも手話が下手なので結局筆談になりました。

手話と筆談

一人のろうあの方とは筆談をするまでもなく、お尻を開けてみたら

肛門がもうカリフラワー状態になっていて、はみ出してきていました。

患部の場所が恥ずかしいのと、言葉が不自由なので来られなかった

そうです。

 

この時、「私がもっと早く手話を習っていたら、この人は腹腔内縫合が

きちんとできたのではないかと忸怩たる思いを込めて、

今日は冒頭、手話でご挨拶させていただきました。」 と

非常に心打たれるお話がありました。

私の考え

私の考え2

「私の考え」というスライドには、多くの言葉がありました。

※医師・院長としての私の考え

※医療界・社会に対しての私の考え

※世界は今、日本は今 とグローバルな話に展開されました。

日本の医療は今

 

時折、難しい話にも、みなさんしっかりとメモを取られ勉強されていました!

熱心にメモ

 

 

「私の好きな字です」 と話される字は

〇の矢

「医」とは「矢」の傷を医師、薬剤師、看護師のチーム医療で治すことと

思います。 今は、30以上の職種になったので、「矢」を包み込む円の

切れ目が減りましたが、完全なサークルにならない〇医にしました。

これは、本人の気力、家族の支え、神仏の力や運などがある為です。

 

 

赤穂市民病院での試みは、

笑う

医局のドアの後ろに絵を掲げています。

病室に空床が目立つと「私は泣いています」

それなりにベッドが埋まっていると「ふつうの顔」です。

満床の時は「笑っています」

 

良い病院にするためには黒字になるために、コスト感覚を持って

職員にも仕事をしてもらわないといけない。

公立病院は「非効率」だと言われているので、このような

取り組みをしましたとお話されました。

 

市民と一緒に

いずれにしても、良い医療をやること。効率的にやること。

地域住民と共にやること。それを実践すれば、病院の設立母体が

公立だろうが、民間だろうが医療というのは非常に良い産業になります。

 

医療界の人たちがハッピーな世の中になるように願っています!

 

とお話されました。

 

よい医療を効率的に地域住民と共に! を、一地方病院のささやかな試みと

合わせての講演。 拍手喝采でした。

拍手喝采

 

 

明日のブログも、引き続き

熊本赤十字病院×Dr.テレビたん 医療フォーラムの様子を

お送り致します!

 

KKT!医療ナビDr.テレビたん