Dr.テレビたんスタッフブログ

(1) 子宮頸がんの早期発見へ!

Dr.テレビたん 担当の 松本 龍です。

 

 

近年、若い女性に 「子宮頸がん」の発症が増加している報告が出ています。

今回は、「子宮頸がん」について、

日本赤十字社熊本健康管理センター 企画広報課 より 資料・情報提供頂き、

子宮頸がんの早期発見と予防につながる検査の内容などお知らせします。

 

 

子宮頸がんの原因は、HPV(ヒトパピローマウィルス)です。

ほとんどの女性(約8割)が一生のうちに一度は感染するウィルスです。

 

このHPVは、「性交渉」により感染します。

ごくありふれたウィルスで、感染の多くは自然に排除されます。

まれに感染が長期化した場合、その一部が

前がん病変を経て、子宮頸がんに進行することがあるそうです。

10年かけて

上図のように、HPVに感染して、

数年から10年かけて一部が 「がん」へと進行します。

 (※HPVに感染しても自然消滅すれば正常に戻ります)

 

 

 

この度、4月1日より日本赤十字社熊本健康管理センターにて、

子宮頸がんの早期発見のために 「細胞診」 + 「HPV検査」 がスタートしました。

 

<細胞診> ・・・がんを疑う異常な形の細胞を検査

 従来から子宮頸がん検査で実施されている検査法で、

 子宮頸部から採取した細胞に異常がないか、顕微鏡で調べます。

 

<HPV検査> ・・・子宮頸がんの原因のウィルスを検査

 新たに、子宮頸がん検診として導入された検査法。

 子宮頸部から採取した検体を、DNA検査技術を用いて、

 原因となるウィルス感染の有無を調べます。

 

細胞診+HPV検査

細胞診検査とHPV検査の併用による子宮頸がん検診は、30歳以上の女性に

推奨されています。

 

20歳以上は、定期的に細胞診検査による子宮頸がん検診を受けましょう

 

 

お問い合わせは、日本赤十字社熊本健康管理センター

健康管理課 096-387-6710 までお気軽にどうぞ。

 

 

明日のブログでは、婦人科医師 川野先生に

「子宮頸がん」の疑問や質問に答えて頂きます!

 

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