Dr.テレビたんスタッフブログ

ケトン体 低血糖症

Dr.テレビたん担当の 松本 龍です。

 

 

年末年始小さなお子さんを連れた親御さんといろいろと

お話する機会がありましたので

1ヶ月程前の話になりますが、お話したいと思います。

 

 

3歳半の私の娘が意識を失うのを目の当たりにしました・・・。

2日前に熱が出て保育園を休み、嫁さんが看病していましたが、

近くの病児保育も空いておらず、

「薬のんで寝かせてれば大丈夫よ!」と嫁さんも言っていたので

その日は、私が会社を休んで面倒みることにしました。

 

わが家のトイレタンクの修理があったので

朝からトイレ工事を業者の方にお願いしてました。

熱が出て、寝ている娘に声をかけながら工事の立ち会いをしてましたが、

一瞬「白目」を向いたんです。

いやな予感がしたので、トイレ工事は続けてもらいながら

急いで病院へ連れていきました。

 

16番目でしたが、いつもと違う様子だったので、

すぐに診てもらいましたが、先生が声をかけてもピクリともしない・・・。

「急いで!血糖値測るよ!」と先生の声。

数値は「30mg/dl」

意識障害やこん睡状態になる低血糖でした。

娘もその瞬間意識を失いましたが、点滴や処置を続けてもらい

点滴を打ちながら「ポテトが食べたい」と言えるまでになりました。

 

家に帰ってからは、その出来事が嘘だったかのように、

ご飯を食べ、疲れ果てて寝てしまった私に、

タオルの毛布をかけてくれて横で一緒に寝てました。

 
翌朝、娘が、

「昨日お父さん、きくちゃんが元気になったけん、 泣きよらしたもんねー。

よしよししてあげたけん。」 とお母さんに言ってました。
 

 

病名は「ケトン体 低血糖症」

 

本当に焦りました。

 

このドクターテレビたんを担当していて、いろいろ教えて頂いた知識が

役に立ちました。

「30mg/dl」の数値と、数時間たっていたら

「脳機能障害」も考えられたと伝えられたときには

震えあがってしまいました。

何事もなかったかのように、

元気いっぱいに保育園に行く様子を見るとうれしく思います。

 

 

水分補給だけでなく

氷砂糖や、キャンデーなどの甘い物や塩分なども少し考えて

与えるのが必要だなと感じました。

 

 

これからインフルエンザが流行る時期です。

感染性胃腸炎もまだまだ減っていません。

寒い季節ですが、手洗い・うがいや寝る際には適度な加湿も心がけ

県内や地域別の感染症情報にも気を付けながらお過ごしください!
 

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