Dr.テレビたん担当の松本 龍です。
くわみず病院に来ています。
7月から8月にかけて、「熱中症」はピークになります。
くわみず病院の鈴木先生(写真左)と尾田先生(写真中央)に、
熱中症の危険性についてお聞きしました。
「熱中症は死ぬ病気です」
暑くなって倒れてしまうイメージはありますが、
「亡くなってしまう危険性の高い病気」だとおっしゃられました。
ですが、適切な予防をすれば防ぐことができるそうなので、
今日のブログでは、熱中症の予防法などお伝えします。
<熱中症の症状> 3段階に分かれます。
Ⅰ度 (軽度の症状)
・・・ めまい、 失神、 筋肉痛、 大量の発汗
Ⅱ度 (中度の症状)
・・・ 頭痛、 吐き気、 嘔吐、 身体がだるい、 集中力の低下
Ⅲ度 (重度の症状)
・・・ 意識障がい、 けいれん、 手足の運動障がい
<熱中症の対処法>
※ 涼しい場所 へ避難させる
※ 衣服を脱がせ、身体を冷やす
(霧吹きなどで常温の水を体全体にかけ、
風を当てると効果的との事です。)
※ 水分・塩分を補給する
<熱中症の予防法>
(外出時)
※ 水分補給をこまめ (1時間に2、3回 コップ1杯の水)に取る
※ 通気性の良い、体温調整しやすい服を着る
※ 休憩をこまめにとる (日陰を利用する)
(屋内時)
※ 水分補給 (枕元にも コップ1杯のお水を置いておくなど)
※ 部屋の温度に気を付ける
<ポイント!!>
(1) 高齢者の方は特に注意が必要
※エアコンのリモコンが 「暖房」 のままになっていることがあるそうです。
※のどの渇きを感じていなくてもこまめに水分補給が大事だそうです。
(2)まわりが協力して 「声かけ」 が大事
※部活動時に、気分が悪くなり、先生から「日陰で休んでなさい!」と
言われることがありますが、「休んでなさい!」が危ないとのことです!
放置されたままだと、その間に「意識障害 (症状のⅢ度)」が起きてしまう
こともあるそうです。
まわりが気を配り、声をかけあうことが大事だそうです。
(3)節電を意識し過ぎて、熱中症予防を忘れないように
※節電を意識し過ぎて健康を害してしまう事があるそうです。
※気温が高い日や湿度の高い日は、無理な節電はせず、適度に扇風機や
エアコンを使用させるようにおっしゃられていました。
(4)霧吹き+扇風機
※手軽で一番有効な体温調節法だそうです。
常温の水を霧吹きで身体全体にかけ、
扇風機などで風を当てるとよいそうです。
(夏のイベント・夏フェスの会場では、首から下げて使える、
ミストスプレー付きの扇風機が売ってあったりしますね。)
Ⅲ度の 意識障害など出た場合は救急車を要請して、医師の診断を
受けてくださいとの事でした。
節電を意識し過ぎて無理やガマンをせず、扇風機やエアコンを利用する。
適度な水分を補給する。
体温調節しやすい服を着る。
周りも「声かけ」などの協力をする。
(小さなお子さんや高齢者の方、障がいをお持ちの方など、
体温調整がうまくできない人が近くにいる場合は、気を配ることが大切です)
6(土) 午前9時半から放送のサタデココで
熱中症対策について、尾田先生が答えてくれるそうですので、
ぜひみなさんご覧ください!