こんにちは。
Dr.テレビたん担当の片岡安美です。
前回お話ししました、「健康フェスタ」の続きです。
ピロリ菌に感染するとどうなるのか?
ピロリ菌の名前は知ってても実際はどういう症状になるのか?
私も詳しくなかったんです。
分かりやすくお話しすると
ピロリ菌に感染すると、潰瘍や胃癌が必ず発症するわけではありません。
しかし、ほとんどの方が「慢性胃炎」にかかるそうです。
そのままにしていると、「萎縮性胃炎」になり、「胃がん」が発生。
除菌しない限り、ピロリ菌は胃の中にすみ続け慢性的炎症が続き、
胃の粘膜を防御する力が弱まり、ストレスや塩分の多い食事、
発癌物質などの攻撃を受けやすい無防備な状態となるそうです。
胃がんは、胃粘膜内の細胞が、何らかの原因でがん細胞になり、
増殖を繰り返す状態です。
胃がんの原因は喫煙や食生活などの生活習慣や遺伝の影響があると
言われていますが、
ピロリ菌感染が発生のリスクを高めるという報告があります。
ということは・・・
ピロリ菌の除菌療法はがんの予防に非常に効果的なのですね!
しかし、ピロリ菌の感染がなくても胃がんのリスクはゼロではないそうです。
胃がんは減少してきているが、がんの中では高い割合を示しているのです。
健診で発見された場合95%は完治でき、5年生存率は97.2%だそうです。
体調不良で受診された場合58%が完治と言われています。
やはり、早期発見が1番という事が良く分かりました。
可能なら、毎年1回の検診を、そしてピロリ菌の除菌療法の大切さ。
自分の体は自分でしか守れないという事が改めて実感しました。
私も年1回は必ず健康診断を受けるように
普段から、体調管理にも気を付けて
お仕事頑張りたいと思いました。